MENU

最高の操作性と高画質! LUMIX S5 20-60mm レンズキット 購入レビュー

当ブログの運営ではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています

今回はパナソニックから発売されてる LUMIX S5 + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 標準ズームレンズキット「LUMIX DC-S5K」のレビューです。

自身のカメラ遍歴は1型コンデジのLUMIX LX9から始まり、マイクロフォーサーズのオリパナ、APS-Cのフジを経てついにフルサイズの導入にまで至りました。あぁカメラ沼は深い…。

本カメラを購入するにあたり、事前にカメラのサブスクリプションサービス「GOOPASS」さんでLUMIX S5やニコンZ6IIなどをレンタルして決めました。そのためレビュー中の機材写真にはレンタル機材の画像も含みます。

LUMIX Sシリーズは赤色の帯がブランドイメージカラーです。シンプルでスリムな箱を開けるとカメラとご対面です!

パナソニックから後継機のLUMIX S5IIが発売されました!

2023年2月にパナソニックより後継機のLUMIX S5IIが発表されました!各部の違いを当ブログで詳細レビューしていますのでぜひチェックしてみてください!

目次

Panasonic LUMIX S5 標準ズームレンズキット レビュー

カメラ本体

主要スペックチェック

まずはカメラ本体のレビューから参りましょう。

まずは押さえておきたいスペックから。フルスペックは公式サイトよりご覧ください。

項目スペック
マウントライカ Lマウント
センサーフルサイズ、ARコート、ローパスフィルターレス
画素数(総画素/有効画素)2528万/2420万
連射性能メカシャッター:約7(AFS/MF)約5(AFC)コマ/秒
電子シャッター時:約7(AFS/MF)約5(AFC)コマ/秒
シャッタースピード1/8000~60秒(電子・メカ共)
ファインダー性能OLED 236万ドット 0.74倍 アイポイント20mm
液晶モニター184万ドット タッチパネル式 バリアングル液晶
手振れ補正センサーシフト式 B.I.S:5.0段
レンズ協調補正 Dual I.S. 2時:6.5段
センサーゴミ取方式センサーシフト式
インターフェースUSB3.1 Type C、HDMIマイクロ
外部マイク、イヤホン、リモートケーブル端子
防塵防滴
撮影枚数ファインダー使用時:470枚
液晶モニタ使用時:440枚
コンピュテーショナルフォト機能フォーカスブラケット(深度合成)
ライブコンポジット(比較明合成)
タイムラプス
三脚ハイレゾショット
アートフィルター
リアルタイムLUT
通信機能Wi-Fi、Bluetooth 4.2
幅x高さx奥行き132.6×97.1×81.9 mm
カメラ重量717g(バッテリー込、実測値)

代表的なスペックを並べてみましたが、昨今のミラーレスカメラとしては全部入りと言って差し支えないスペックです。
特に他社フルサイズミラーレスにはあまり搭載されていない深度合成やライブコンポジットと言ったコンピュテーショナルフォト機能が充実しているのが嬉しい。この辺りはマイクロフォーサーズから機能を鍛えてきたパナソニックならではですね。

外観チェック

カメラの外観は武骨な直線状のスタイルで攻めるLUMIXらしい塊感を感じるデザインです。

個人的にLUMIXのカメラは見た目がカッコよくて大好きです。あまり語られることがないですが、これまで幾多のカメラブランドを触ってきましたが、塗装の質感や塗膜の強度はLUMIXが一番優れていると思います。LIMIXの感覚でフジのカメラを使っていたら角の塗装が見事に剥げたのはいい思い出。

昨今はコストダウンでホットシューカバーが付いてこないカメラもありますが、LUMIXはちゃんと脱落防止機能付きの良いものが付いてくるのも嬉しい。

背面のボタンの数は必要十分です。人によっては少ないと思われるかもしれませんが、LUMIXのカメラは驚異のカスタマイズ性能でほぼ全てのボタンがキーカスタマイズ可能です。

一見これも再生ボタンが左上にあり両手でないと操作できないと思うでしょう…?問題ないです、右手側のボタンに再生が割り当てられます。

おまけにタッチパネル機能を使えば画面の端のタブに4個機能を割り当てたり、フォーカスレバーを使わない方は4方向のスティック操作に機能を割り当てたりとカスタマイズできるキーの箇所は20カ所もあります。
さらにメニューボタン周囲の十字キーはホイール操作もできるのでLUMIX S5はミドルクラスながら3ホイールを搭載しています。

僕はいつもLUMIXを使うとほかのカメラメーカーの操作には戻れんよなと思ってしまいます。それほどまでに素晴らしい操作系となっています。

カメラ天面にあるWB、ISO、露出補正の3連ボタンも最高に操作しやすくて素晴らしい。露出の基本にすぐアクセスができます。

この3連ボタンはそれぞれ高さや触り心地が変えてあり暗がりでも操作に迷いません。露出補正は前後ダイヤルにも割り当てられるので僕はリアダイアルに露出補正を割り当て、露出補正ボタンは測光設定に変更しています。これが逆光時などに便利です。

動画モードもありますが録画ボタンも搭載されているので何時でも動画撮影が可能。でも僕は動画はやらないのでここにはEXテレコンを割り当てています。

PASMダイヤルは動画モードやiA(オート)モードも搭載されているので動画派や初心者にも安心です。カスタムダイヤルは3つと少なく感じるかもしれませんが、C3には3つまでカスタムを登録できメニューから切り替えることもかのうなので実質カスタムは6パターン。十分ですね。

左のダイヤルはドライブモードです。連射やセルフタイマーなどがさっと設定できます。

やっぱフルサイズセンサーは大きいですね

フロントはマウント脱着ボタンとカスタマイズ可能なボタンが1つついています。ここは無難に絞りプレビューを割り当て。

マイクロフォーサーズがボディ向かって右側にレンズ取り外しボタンがあるので、正直統一しろよと思いましたがLマウント自体はライカが考案したので文句は言えません(笑)もともと富士のカメラを使っていたので違和感はないですが。

そうそうボディキャップはレンズ取り外しボタンがないと外れません。最初なんで緩まないんだと思いました(笑)

OMSYSTEMとの権利の絡みなのか、センサーはマイクロフォーサーズ時代に大活躍していたゴミ取り機能SSWFが搭載されていないのは残念ですが、手振れ補正はフルサイズ中堅クラスのカメラではトップクラスに効くと思います。この辺りはMFTで養った技術が生きていますね。

液晶はバリアングルタイプです。一時期スチルはチルトだろと思っていましたが最近は縦構図も増えて断然バリアングル派。軸の剛性感も高く握りやすいグリップと相まって非常に操作しやすい液晶です。

バリアングルの操作に対してマイク端子が干渉することがないのはもはや当たり前ともいえますが嬉しい配慮。サイズやコストの都合からHDMIがマイクロタイプなのは少し残念ですが、ここはやむなしですかね。

マイクロフォーサーズでは全然採用しなかったUSB-Cはフルサイズでは標準装備(笑)USB充電、PD給電両対応なのでモバイルバッテリーがあれば充電しながらカメラを使えます。

僕は下記のモバイルバッテリーを使っています。PD対応のケーブルを使えば高速充電と給電が可能です。

液晶保護には断然ガラスフィルム派なのですが、なぜかS5(GH6、G100と共用)用は安いフィルムがないのでこちらを買いました⇓

重量チェック

本体+バッテリーで717gでした。

同クラスにSONYのα7III、ニコンのZ5、Z6、キヤノンのR6などがありますが、そのどれと比較しても一番重い重量です。LUMIXのカメラはどれも比較的重いですがこれでもフラッグシップLUMIX S1のバッテリー込1017gから大幅に軽くなりました…このあたりは幅広いユーザーを想定して軽さより強度を取りがちな家電屋パナソニックらしというか(笑)

ちなみにボディキャップは11gです。

ただ最近思うのはカメラの重さの感じ方は本体よりもレンズに起因しているのではということ。レンズが重いとカメラが軽くても意味ないです。むしろカメラが無駄に軽いと全体的に重く感じます。
これはLUMIX S 24-105mm F4(685g)をLUMIX S5よりS1に付けたほうが軽く感じることで確信に変わりました。

なので最近はボディの重さはあまり気にしていません(まぁ長時間使っていると重いなぁとは思いますが)。

オリンパス E-M1 Mark IIIとの比較

愛用しているE-M1 Mark IIIと並べてみました。全体的な大きさはS1の方がやや大きめといった感じです。

ただE-M1 Mark IIIは重量581gと136gも軽量。それでいて素晴らしいグリップにMFTはレンズも軽いですがら、S5を使った後に持ち替えれば笑ってしまうくらい軽いです。

LUMIX S5とE-M1 Mark IIIは前後シャッター同軸ダイヤルなど操作感が似ているので割と何の問題もなく共用ができます。理想はG9PROと併用ですが、G9PROはS5よりでかく充電コネクタがマイクロBというジレンマがあります(笑)

E-M1 Mark IIIは詳細なレビューがありますのでぜひお読みくださいませ。

レンズキット付属レンズ LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

これがまた素晴らしいレンズでして…

未だにレンズキットを28mm始まりにするメーカーもある中、昨今のスマホ事情や動画ユーザーにも配慮した20mm始まりのレンズとなっております。

スマホカメラの進化によりカメラレンズの標準域が広角になりつつある昨今、この20-60mmのズームレンジこそ標準3倍ズームと呼んでいいのではないでしょう?

広角寄りの標準3倍ズームでありながらレンズ重量は実測352gと軽量。これがあるからLマウントを選んだと言っても過言ではないレンズです。

特に僕のようにロードバイクや登山などアウトドアメインで使う人間には1本で広大な景色からある程度圧縮効果を生かした写真も撮れる非常に便利なレンズです。

レンズフィルター径は67mm。LUMIXは本レンズとF1.8単焦点シリーズのフィルター径をすべて67mmで統一する設計思想を貫いており、各種フィルターが流用可能なのが素晴らしい。もっとこういう所アピールすればいいのに。

こちらのレンズは重量実測や各部の詳細を含めたレビュー記事を執筆予定ですのでお楽しみに。 
9/16追記:レンズレビュー記事を書きました⇓

カメラにレンズを装着

外観と重量

非常に良いバランスです。やはりレンズの軽さは正義です。

レンズ自体の大きさは以前愛用していた富士フイルムのXF16-80mmF4とほぼ同じですが、そのレンズより100gほど軽いので軽快です。(ズーム域や明るさは異なりますが)

フードも付けた総重量は1116g。こちらも十分許容範囲。約350gのコンデジから始まった僕のカメラ趣味もここまで来たと思うと感慨深い(笑)

前のメイン機種X-T4とXF16-80mmF4の重量が1093gでしたのでほとんど違和感なく、むしろグリップがしっかりしているのでこちらの方が軽く感じる使用感で使えています。

X-T4のレビューもありますのでぜひお読みください。

ハンズオン

手の小さい僕でも非常に握りやすく、操作したいところに手が届きます。

一時期グリップのないカメラを好んで使っていましたが、やっぱりグリップがあると違いますね。とっても楽です。

そしてやっぱり素晴らしい各部の操作感とカスタマイズ製…これにハマるとLUMIXから抜け出せません。パナのカメラは本当にカメラ好きの人が作っていると思う。

ちなみにCAPA 2022年9月号ではLUMIX S5が最も操作性の良いカメラとして紹介されています!

KIndle Unlimitedなら読み放題で読めるのでぜひご覧ください。初めての方やしばらく利用していない方は下記リンクよりアクセス頂けると2カ月99円キャンペーンで読むことができますよ!

ニコン Z6IIとの比較

レンタルで借りていたZ6IIがあるうちにS5を新品で買いましたので並べて撮ってみました。ブルジョワー!

どちらもカメラらしいスタイルで良い感じ。ニコンのZはあまりカッコよくないという声も聞こえますが個人的にはとても好きな形です。(Z6IIの肩液晶はいらんけど)

重量はレンズの差でS5の方が軽く、操作感は個人的にはS5の圧勝です。Z6IIは痒いところに手が絶妙に届かないUIなのがS5を選んだ決め手でもあります。(これはニコンが悪いというよりパナの操作系の設計思想が素晴らしすぎる)

S5とZ6はやや値段が違うので本来のライバルはZ5かZ6の無印と言ったところですが、スペック上明らかに劣っているのはファインダーくらいです。ただZ6IIのファインダーは撮った結果よりファインダー象の方が綺麗に感じることが多く、個人的にS5のナチュラルな見え方のほうが好みでした。

次ページより作例たっぷりレビュー!

長くなってまいりましたのでページを分割します。

次ページから作例レビューです!

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次