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オリンパス OM-D E-M1 Mark III レビュー OM-1が出てもまだ現役!?

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OMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)からWowカメラことOM-1が発売され勢いを取り戻しつつあるマイクロフォーサーズ。

OM1-は裏面積層センサーを採用し高性能なAFと進化した画像処理エンジンによるコンピュテーショナルフォトがウリですが、そのお値段も約24万円とマイクロフォーサーズ機ではかなりの高級品(それでもZ9やα1といったフルサイズハイエンドと比較するとかなり安いですが)…購入を悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで気になってくるのは先代のハイエンド機 E-M1 Mark IIIの存在です。

新品で約10万、中古で約12万円安く買えるハイエンドと聞けば、ちょっと揺らいでしまいますよね!

はい、という訳で俺たちの防湿庫マップカメラから美品のE-M1 Mark III 12-40mm F2.8キットを手配してきました。

マイクロフォーサーズはG99を愛用していたのですが、後継機が出ないままディスコンになったので中古価格が高騰し、高値で売却できたためこのカメラをお迎えすることができました。

さっそく使用してレビューしていきましょう。

目次

OM-D E-M1 Mark III M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 レンズキットレビュー

箱や付属品ついて

オリンパス時代のカメラユーザーであれば見覚えあるいつもの箱ですが、新機種のOM-1はプリントの質感がやすっぽくなってしまったためE-M1の箱のほうが高級感があります。まぁ箱なんでどっちでもいいんですけど。

箱から取り出します。マップカメラの中古品ですが、新品同様の梱包が気持ちいい。だからマップカメラの利用は安心なんですね。

付属品は御覧の通り(付属品欠品なしのものを買いました)。ハイエンドカメラの場合ほとんどのユーザーさんがストラップやケーブルを使用されないので未使用であることが多いです。かくいう僕もこの手の付属品はバッテリー以外使いません。

充電器は容量が分かる便利なものですが、今のご時世USB-CではなくACアダプターなのはちょっとマイナス。

ただE-M1 Mark IIIはUSB-Cで充電ができるので使用しなくてもOKです。

カメラの外観、重量チェック

OM-DとかE-M1のロゴが騒がしいと言われがちな本機ですが、僕はカッコいいと思いますよ。

やたらカメラのロゴをパーマセルテープとかで隠したがる人がいますが、そんなに見せたくないならなんでそのカメラ買ったのと思わなくもないです。

OM-1でも採用されたOLYMPUSロゴですが、今度新しく発売される予定のミドルクラスモデルOM-5では使われないようです。

バッテリーを入れたボディの重量は581g、メーカー公表値が580gなのでほぼ値通りですね。

昨今のハイエンドモデルは折角のミラーレスなのに動画対応で大型化が進んでしまいなんだかなぁと思うスチル派の僕も笑顔になってしまう軽量ボディです。

付属レンズ M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO

息の長いレンズですが写りも質感も申し分なしのプロレンズがキットレンズになっています。

焦点距離は12mm-40mmで35mm換算24mmから80mmの画角をカバーできる標準ズームレンズです。

マニュアルフォーカスクラッチやファンクションボタン、脱落防止のボタン付きのレンズフードといったハイエンドらしいポイントを押さえたレンズになっています。

このレンズのレビューは別記事で書いていますので、興味のある方は是非読んでみてください。

キットレンズ装着

レンズを装着してみました。

オリンパスカメラのこのメカメカしい感じがロボ好きの僕には嬉しい(笑)

E-M1はIPX1の防水性能を誇るのでレンズの取り付けはかなりガッチリした感触です。ちなみにOM-1はIP53の防塵防水性能を有しています。

防水規格のIPとは

IPとはInternational Protectionの略でそのあとに続く2桁の数字で防塵と防水の等級を示しています。

2桁の数字の1つ目が防塵の等級を、2つ目が防水の等級を示し、防塵は0~6の7段階、防水は0~8の9段階で表されます。

OM-1のIP53は5が有害な粉塵が中に入らないレベルの防塵性を持ち、3が垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がないことを示します。

E-M1のIPX1はXが防塵に対する規格なし、1が垂直に落ちてくる水滴に影響がないことを示しています。

つまり規格上E-M1はO-M1に対して明確に防塵防水能力が落ちることになりますが、E-M1はMarkIIの頃から土砂降りの雨だろうが雪山だろうが問題なく乗り越えられる能力を持っていると評価されており信頼性は抜群です(おすすめしませんが丸洗いする人もいるようです)。

レンズを装着した重量は979g。F2.8ズームを装着してこの重量はやっぱり流石のマイクロフォーサーズですね。

山でも自転車でも街中でも軽やかに持っていくことができそうです。

ルックス、操作系、メニューについて

ボケてて申し訳ないですが、操作系はE-M1 Mark IIからジョイスイティックが追加されボタンレイアウトが変更になった以外は大きな変化点はなし。USB-Cコネクタが採用され給電が可能になったのは嬉しい改善点です。

メニューボタンが左側にありグリップを持ったまま右手で押せないのはマイナスポイント。オリンパスのカメラはメニューを頻繁にいじることが多いですからね。

左肩スイッチが使いにくいという方が多く、これは僕も使いやすいとは思いませんが正直慣れますし、どうしても気になる方は右側のファンクションレバーに電源を割り当てられることができますのでご安心を。(ただこのレバーも正直使いにくいw)

ファインダーはE-M1 MarkIIから据え置きの液晶ビューファインダーで、昨今高品質な有機ELが主体となった他社カメラと比較すれば見劣りするという声が大きいですが、個人的にはこのファインダーの自然な見た目と、写した写真とファインダー像の乖離が少ない調整は大変気に入っています。(有機ELファインダーは美しすぎて撮った写真の方がしょぼい時も多々ある笑)

E-M1のダイヤルはシャッター周りと背面側に大きいものが用意されているのがOM-1との大きな違いです。OM-1はキヤノンのカメラのようにシャッターと薄型のダイヤルの操作系になってしまいました。

シャッター同軸ダイヤルはそのチキチキとした高品位な操作性と、シャッターボタンを半押しのまま指の腹で勢い良く回せることから個人的に大変気に入っており、OM-1での変更は個人的にはマイナスポイント。

各部の作りや質感、ボタンの感触などは全体的にE-M1の方が高品位で、OM-1はその高い防塵防滴性の実現のためパッキン類を強化しているのかボタン類の感触が少し劣る印象です。

カメラのグリップはすべての手の小さいカメラマンに握ってほしい絶妙な形状。個人的にオリンパスのカメラのグリップは手に吸い付くような感触で大好きです。

正面から見るととんがり帽子のデザインや各部のダイヤル配置など中々良い見た目をしているのではないかと思います。

カメラの操作系やメニューはまぁお世辞にも褒められたものではありませんが、良く鍛えられたOLYMPUSファンであれば別になんとも思わないと思います(笑)

OM-1でメニューがキヤノン風に一新されましたが、旧オリンパスユーザーは逆に使いにくいという声が多い様子。さすが歴戦のオリンパスユーザーは違いますね。正直僕もそう思ったw

ちなみにほとんどの機能は背面ダイヤルのOKボタンを押すと出てくるスーパーコンパネで設定ができますし、カスタム性の高いマイメニューを使いこなせば欲しい機能にすぐアクセスできるようになります。

E-M1に対してOM-1はハイレゾショットやライブNDと言ったコンピュテーショナルフォト機能が呼び出しやすくなっているので、そこはE-M1が劣るところではありますね。

一緒に買ったもの

レンズキットなのでレンズフィルターとガラス保護フィルムを買いました。

キットレンズの12-40mm F2.8のフィルター径は62mmなのでいつものハクバXC-PROをチョイス。

ガラス保護フィルムはAmazonで売っているものを買いました。ガラス製はAmazonが一番!

次ページからは作例レビュー

さてさて語りが長くなってしまいましたが、次のページから作例を交えてレビューしていきましょう。

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