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OMDS大丈夫!?OM-5の発表に心底がっかり&マイクロフォーサーズの今後を心配した件

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2022年10月26日、OMデジタルソリューションより新型ミドルクラスカメラOM-5が発表されました。

事前のリーク情報ではOM-1譲りの魅力的なカメラになるかと思いきや蓋を開けるとめっちゃくちゃ微妙なカメラでした。

⇓詳しくは公式サイトPDFを見てください…。

OMDS OM-5 製品紹介PDF

目次

事前情報に僕らは踊らされていた

43Rumorsのうわさ

43Rumorsという海外のマイクロフォーサーズの噂サイトがあるのですが、数カ月前からOM-5の噂スペック記事が公開されていました。その噂というのが…。

  • – OM-1と同じ2000万画素積層センサー
  • – 連写は15コマ/秒
  • – シングルカードスロット
  • – 360万ドットEVF
  • – OM-1と同じBLX-1バッテリー
  • – E-M1 Mark IIIと似た大きなグリップ
  • – 発表は10月
  • – 出荷は11月に開始
  • – 価格はおそらく1599ドル前後

というものです。

積層センサーを搭載し大幅なスペックアップが図られたOM-1からスペックを落としたミニOM-1になるとのことでRumorsの住民もネット掲示板も大いに盛り上がっていました。単なるうわさでしょとも言ったらそれまでですが、43Rumorsはほかの噂サイトに比べると比較的情報が正確で当たるのです。

ある日某巨大掲示板にリーク画像が投下される

最近某巨大掲示板にOM-5のリーク画像や広告画像が投下されました。

意外と重要なポイントですってなんやねん

当初OM-5の取って付けたようなロゴや妙にフランクな文体にネット民はガセネタではないかと半信半疑でした。

だってどう見てもE-M5 Mark IIIの中身にE-M1 Mark IIIの中身を入れただけの手抜きカメラなんですもん!

さすがに初のOM SYSTEM名軍艦のカメラでこれはないだろう、もっと気合を入れたカメラを出して来るであろうとみんなが思っていました。

さらに追い打ちをかけるようにスペック情報のリークが投下されていきます。

  • 2,037万画素Live MOSセンサー
  • TruePic IX
  • 121点オールクロスの像面位相差AF
  • 236万ドットEVF
  • 3型104万ドットバリアングル液晶
  • 4K30p動画
  • サイズ:125.3 x 85.2 x 49.7mm
  • 重さ:366g

これを見てネット民はざわつきます。重量が1g単位でE-M5 MarkIIIと同じだとか目新しい機能がが何もないとか。擁護のコメントもほとんどなく、最終的にはせめてUSB-Cであってくれと議論している始末です(笑)

2022年10月26日 正式にOM-1が発表された

そんなネット民、Rumors民の不安をよそに製品が正式発表されました。

OMDS OM-5 製品情報ページ

KAZU

な、なんにも中身が進化してないカメラやんけ…

これはオリンパスのカメラからレンズ交換式カメラの世界に入り、いまやどっぷり浸かっている僕もがっかりでした。

ネット民も総じてお通夜で草生えましたよ。

OMDS OM-5のがっかりポイント

1.安っぽく不評なプラボディ継続

僕はE-M5 Mark IIIを購入したユーザーでもありブログでもレビューをしていますが、E-M5 Mark IIIでとにかく気に入らなかったのは超絶安っぽいプラボディでした。ここは50g重くなっても良いからマグネシウムを採用してほしかったです。

E-M5 Mark IIIは安っぽい、所有感がないと各方面で大不評、おまけに三脚座が弱く割れるなどのトラブルも発生する模様…。さすがに後継機は金属に戻るであろうと思われましたが、まさかの継続です(笑)

OMDSのサイトより

OMDSのサイトでは「OM SYSTEMを冠した初めてのカメラ」と書かれていますが、よく流用プラボディでその説明文を入れたなとか、「OMシステムデザインの特徴である~デルタカットを採用」という文面を見てオリンパス時代の流用プラボディなのによくそんなこと書けたなとか思ってしまいました。正直。

なんならデルタカットの説明文はE-M5 Mark IIIの方が熱意あったぞ。

2.センサー据え置き

センサーが6年前のE-M1 MarkIIから採用された表面照射2000万画素を継続。

画質も素性も悪くないセンサーですが、基準感度でもノイズがあったり同時期に更新された富士フイルムのX-Trans CMOS5が4000万画素センサーになっていると思うと、一体いつまで使ってるの?という感じは否めません。

せめて積層でなくとも裏面照射2000万画素くらいにはしてほしかったところです。

3.EVF据え置き

EVFはE-M5 Mark IIIから据え置かれました。正直残念ではありますが、E-M5 Mark IIIのEVFは見やすいのでまぁ良いです。

OM-5の実売価格より安いニコンZ5は、Z6と同じ369万ドットの超見やすいファインダーを搭載していますがまぁ良いです。

4.画像処理エンジンをE-M1 Mark III 流用

画像処理エンジンはE-M1 Mark IIIと同じTruePic Ⅸを使用しています。OM-1のTruePic Xではありません。

OM-1譲りの短時間手持ちハイレゾ合成やノイズ処理、JPEGの絵作りを堪能することはできません。

まぁ僕はE-M1 Mark IIIを買ってレビューもしていますが、手持ちハイレゾの遅さは気になりますが悪くないエンジンとは思っていますよ。でもせめて絵作り色づくりはOM-1に揃えてほしかった。

5.AFポイント数据え置き

121点オールクロスの像面位相差AFといえば聞こえは良いですが、E-M1 Mark II から変わっていません。6年前から進化無し。

ライバルメーカーがミドルクラスでも425点の測距点を採用する中121点では粗さが目立ちます。ソニーやキヤノンは下位機種でもAFはケチらないところからも、いかに昨今のカメラでAF性能が選択の決め手になるか分かると思います。そこで進化できなかったのは正直辛いです。

6.マルチセレクターなし

プラボディ継続の情報で確定しましたが、マルチセレクター(ジョイスティック)は用意されません。

今時中級機でマルチセレクターがないのは悪手でしょう。パナソニックのG99Dにもありませんが、パナはタッチAFの滑らかさと使いやすさがマルチセレクターより上手なのでそれほど問題になりません。OMのタッチはしょぼいのでE-M1MarkIIIを使っていた時は必須の機能でした。

7.親の顔より見たバッテリーBLS-50継続

ボディが流用とくれば当然バッテリーもBLS50が継続です。ある意味その省エネっぷりは評価しても良いですが(笑)

BLS-50はそれほど高くないですし、互換バッテリーを入れてもOSが拒否しない懐の広いバッテリーですが、OM-1とは共用できませんしバッテリーの%表示にも対応できません。形は直方体なので入れ間違いを頻発するナイスバッテリーです。

8.まさかの操作系メニューに変更なし

OM-1で様々なユーザーにもっとわかりやすくと言って変更されたメニュー系ですが、OM-5ではE-M5MarkIIIと同じメニューが採用されました。マジで意味わからん。

同じメーカーのカメラを複数持つ大きな理由が「操作系が同じ」という点ですが、そのメニューを旧型スライドしているようでは現行のハイエンドOM-1のユーザーには刺さりません。OM-5はOM-1のサブ機にすらなり得ないのです。

メニューに関しては鍛えられたオリンパスユーザーならむしろ旧式のほうが歓迎って人もいるかもしれませんが(笑)

9.まさかのマイクロUSB継続

もうなんかこれが一番がっかり。ネット民のせめてUSB-Cであってくれの希望すら裏切るマイクロUSB継続。

今令和ですよ?今時出る新型カメラがPD給電に対応していないのは1000歩譲って良しとしてもマイクロUSBってあり得ますか?とOMDSに1000回くらい問い詰めたい。と思ったらLUMIX G99DもマイクロUSBだった。

マイクロフォーサーズの中級機はマイクロUSBを採用しないといけない呪いでもかかっているんですか?

⇓ちなみに当ブログでG99のレビューも行っています。色々文句書いてますがMFTの大ファンです(笑)

OM-5のいいなと思ったポイント

すでにボロクソ書いてますがいいなと思ったポイントもあります。

軽量ボディ継続

重量がE-M5 Mark III比で1gも変わらず、軽量ボディを継続できたことは評価できます。

ただOM-5はグリップがないに等しいのでちょっとでも重いレンズを付けると持ちにくくなり、160g以上重いもののグリップがしっかりあるE-M1MarkIIIのほうが軽く感じてきます。

レンズが重く長くなるほど合わせるボディが重いほうが持って軽く感じます。釣り竿なんかではかなり重要な要素なのですが、カメラクラスタって全然重量バランスについて語らずカメラ本体の重さばかり気にしてますよね。

ちなみにE-M5 Mark IIIは後付けグリップを付けるとE-M1 MarkIII並みに重くなります。

IP53の防塵防滴等級

OM-5はOM-1譲りのIP53保護等級の防塵防滴性能を誇ります。これは素直に褒められるでしょう。

E-M5 Mark IIIと1gも変わらずキットレンズも同じなのにIP53が実現できているなんて、試験していないだけでE-M5 MarkIIIも同じくらいの性能はあるんじゃないかなんて思ってはいけません。

既存のOMユーザーを不安にさせてまで出す意味があったのか

正直製品情報とスペックをみて思った感想はこれです。

良く言えばミニE-M1MarkIIIで考えようによってはそのスペックを小型軽量ボディに押し込んだことは素晴らしいとも言えますが、いかんせん目新しい機能がなさすぎる。

E-M5MarkIIIが出た時に「これなら中古で安いE-M1 MarkIIを買う」という声が多かったですが、まさかまた同じ過ちを繰り返すとは思いませんでした。OM-5のボディメーカー小売価格が162800円に対して、シャッター数が1000回以下の中古美品E-M1 Mark IIIがすでに10万程度で購入できます。160gほど重くなりますがしっかりしたグリップ、質感高い金属ボディ、使いやすいマルチセレクター、コンピュテーショナルフォト機能は同等とコスパ面では圧倒的です。

ましてやこのカメラは軍艦(ペンタじゃないけどペンタ部)に初めてOMSYSTEMのロゴを冠したカメラなんですよ!?このカメラでこそWow!と言わせないとダメなんですよ!Oh…って言わせてどうするの?

正直OM-5の発表は新規マイクロフォーサーズユーザーの増加どころか既存マイクロフォーサーズユーザーの離脱を招く恐れのある悪手のように感じてしまいました。

今回の発表を見てOMDSやマイクロフォーサーズの今後は大丈夫なのかな?と思ってしまった人は正直多いはずです。

本製品の正式な製品発表会は10月29日30日の「OM SYSTEM PLAZAファンイベント2022」でなされると思いますが、そこで43Rumorsで出されていたようなスペックを実現したOM-3でも開発中と言えない限りマイクロフォーサーズの未来は暗いなと思ってしまいます。(追記⇒)ファンイベントで新開発機種の話は一切されませんでした。

同じ買うならE-M1 Mark IIIが断然おすすめ

僕はOM-5を買う気は全くありませんが、レビューが気になる方はボディに関しては当ブログのE-M5 Mark IIIのレビューページを⇓

機能に関しては当ブログのE-M1 Mark IIIのレビューをご覧くださいませ⇓

そして僕がおすすめするのは断然E-M1 MarkIIIの中古です。今ならシャッター回数1000回以下の中古美品がゴロゴロネットに転がっている上、他カメラと比較すると十分小型軽量、超握りやすいグリップ、質感剛性の高い金属ボディ、使いやすいマルチセレクター、なによりオリンパスのロゴが入った全部入りカメラが格安で購入できます。12-40mmF2.8レンズキットの中古美品でもOM-5の12-45mmF4キットより安いです。カメラのキタムラでの中古購入がおすすめです。

いやほんとマジで、せめてUSB-Cにくらい変更してくれよ~今令和だよ?

当ブログのカメラ機材レビュー一覧

なんだかんだと文句を書いていますが、僕は結構熱心なマイクロフォーサーズファンです。当ブログでもたくさんのカメラ、レンズをレビューしています⇓

ちなみに同時期にフジフイルムからX-H2の機能を引き継いだX-T5の発売が予定されており、ネット掲示板ではそのリーク情報に大盛り上がりです。どうしてここまで差が付いた…。フジフイルムのカメラ機材、レンズも相当数このブログでレビューしています。ぜひどうぞ⇓

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