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パナソニック LUMIX S5II レビュー【実写編】写りは?AFは?手振れ補正は良くなった?作例でチェック!

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パナソニックから発売された新型フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」の実写レビュー記事です。

いろんなLマウントレンズで撮影して写りや色、AF性能、手振れ補正性能などをチェックしていきます。

KAZU

作例をたくさんご用意しました!

カメラ本体のレビューは下記を参考にしてくださいね。

目次

LUMIX S5II 実写レビュー

像面位相差になり快適になったAFシステム

やはり目玉は像面位相差。ということで動体を撮ってみました。

とは言っても望遠レンズは70-300mmしか持っていないので、EXテレコンなどを併用しております。

S70-300mm F4.5-5.6 EXテレコン

実はこれまでS5のDFDコントラストAFでもそれほど困っていたわけではありませんが、S5IIに搭載された像面位相差AFを体験するとやはり違いは感じられます。

これまでは上記サンプルのように背景がガチャガチャした環境で動体を追った場合、AFがコントラストの大きい背景に引っ張られて戻ってこなくなる現象がありましたが、像面位相差ではそのような現象が起こりにくいため以前より安心して胴体を追えるようになりました。御覧の通りとんびも高解像度でパシャリ。

S5IIは連射するとRAWが12bitに制限される(通常は14bit)のですが、普通に現像していて特に困る印象はありません。上記も高速連射で撮っていますが、シャドウを持ち上げても綺麗です。

S70-300mm F4.5-5.6 EXテレコン

自分はそもそもあまりAFCを使わないのですが、その理由にコントラストAFのカメラではAFC時のフォーカス追従のため、つねにカチャカチャとウォブリングするのが気になっていたためです。

像面位相差になったことでウォブリング現象がスチルでは気にならなくなり積極的に使って行けます。他社の像面位相差AFカメラも使っているのでこれまでも像面位相差AFの恩恵は受けていますが、パナソニック機で味わうとややっぱり良くなったなぁと思います。

AFの速度も速いのですが、これはLUMIX Sシリーズレンズはフォーカスユニットが軽量で、リニアモーターを採用しているためとのことです。

コントラストAFで高速AFを実現するためにはフォーカスユニットを高速で動かす必要があり、DFDの実力を出すためには軽量なフォーカスユニットが必須だったようです。

像面位相差では一見不要そうなフォーカスユニットの軽量化ですが、リニアモーター駆動×軽量フォーカスユニットの組み合わせで非常に高速なAFを実現することができたとマーケティング担当の方がYouTubeで発信されていました。

S70-300mm F4.5-5.6

走るハクセキレイもばっちり。コントラストAFでは前後左右に動く被写体では一度見失うと再度見つけることが困難でしたが、像面位相差では外したあとの復旧も速いです。

S5IIには人体動物認識を搭載しており鳥もしっかりと認識してくれますが、フジX-H2SやOMSYSTEM OM-1のような積層センサーではないため、AFの食いつきや追従力は一般の裏面照射センサーレベルである点は注意が必要です。

また、スチルより動画のAFの方が動体への食いつきが良く感じられます。公式では名言されていませんが、先日公開されたファームウェアVer.1.1でさらにAF性能がアップしたように思えます(スチル動画両方とも)。

70-300mm F4.5-5.6 撮って出し

鳥が追えますので猫なんて余裕です。猫撮りがさらに楽しくなっちゃう!

スチル、動画共にAFカスタム設定が行えます。スチルの方は初期で設定1になっていますが、設定1の追従はいまいちなのでまずは設定2で始めてみるのがおすすめです。(動画はOFFになっていてそのままで十分)

新画像処理エンジンにより色作り、絵作りが変化した?

センサーはS5より据え置きで基本的な画質は変わりませんが、ライカ社と共同開発した新型L2ヴィーナスエンジンの搭載により色作りや絵作りにはS5比で若干変化が見られます。

こってりなのにすっきりな色

LUMIXの標準色であるフォトスタイル「スタンダード」で例えると、G9からS5までのスタンダードは標準色ながら高めの彩度とコントラストではっきりくっきりとした絵作りでしたが、S5IIでは以前よりコントラストが抑えられすっきりとした印象です。それでいて撮って出しのシャープネスはやや高められた印象で解像感が従来より感じられます

70-300mm F4.5-5.6

LUMIXがG9の頃から掲げた「生命美」コンセプトは赤味がやや強く出るのが特徴です。というよりソニーセンサーのカメラはやや赤みが強く出やすい気がする。例に漏れずS5IIもその傾向はありますので、人によっては好みの分かれるところ。

自分は富士フイルムのカメラに搭載されている赤色の飽和を抑えるカラークロームエフェクトの色味が大好きなのでLUMIXで撮った写真は赤の彩度を落とすことが多いですね。

ただS5IIからオートホワイトバランスの設定が変わったのか、従来より若干寒色に振れる傾向になったので、これまでより赤が真っ赤に出る印象ではなくなりました。

50mm F1.8 撮って出し

様々な色のある看板を撮影してみましたが、どれも色鮮やかにとらえています。

センサーはS5と同じ裏面照射24MP(同じセンサーを採用した機種はα7IIIやZ6IIなど)ですが、このセンサーは画素数、高感度性能に優れた素性の良いセンサーです。

LUMIXの絵作りは完全な記憶色よりなので、CANONやフジのユーザーが乗り換えても楽しめます。

50mm F1.8

猫を撮っていても感じますが、やはり従来より毛並みなどがカリっと写るような気がします。

これが新画像処理エンジンの結果なのか、像面位相差AF採用の結果なのかは不明ですが、個人的にシャープネスは少し高めくらいが好きなのでより好みの絵になりました。

色の良さが楽しめるフォトスタイル

フォトスタイルスタンダードの絵作りが割とパキッとしているので、派手で鮮やかな印象が持たれがちなLUMIXですが、搭載された16種類のフォトスタイルで様々な色を楽しめます。僕が良く使う一部を抜粋。

ナチュラル

フォトスタイル「スタンダード」をわずかにローコントラスト、低彩度に仕上げたフォトスタイルです。

スタンダードよりコントラストが低いほうが良いけど彩度は落としすぎない方がいいという方に適しています。人によってはこれを常時使用してもいいかもしれません。記憶色より記録色に近いというやつですね。

フラット

「ナチュラル」よりもさらに彩度とコントラストを抑えたフォトスタイルです。

ハイライトを落としシャドーを持ち上げてくれるので、作例のように風景とバイクを撮ってどちらも引き立てたいという場合には重宝します。

フルサイズセンサーの諧調性を合わせればローコントラストなのに深い絵作りができるのでかなり好きなフォトスタイルです。

風景

フォトスタイル「スタンダード」より若干コントラストと彩度を高めたフォトスタイルです。

青みも若干強く出るので登山の際はこのフォトスタイルを常用しています。快晴でなく曇りだったり景色が霞んでいる時はヴィヴィッドを使いましょう。

シネライクD

フォトスタイル シネライクD

パソコンなどで色や画質を調整することを前提に開発されたローコントラストなフォトスタイルです。淡い印象で撮りたいときに。

RAW現像でガッチリと色味を弄りたいとか、淡い色委で仕上げたい場合に適したフォトスタイルです。桜などと相性が良いです。

L.クラシックネオ

ノスタルジックで優しい印象のフォトスタイル。基本的にローコントラストなので露出補正はマイナス目に設定するのがおすすめ。

色味はややイエロー寄りに振られ淡くかすれた感じに仕上がるので記録よりは作品撮りに向いています。夏に使うと気持ちいいフォトスタイルなのですがまだS5IIが発売されてから夏になっていないので冬の作例でご勘弁(笑)。

L.モノクロームS

モノクロは4種類ありますが、モノクロ入門としても使いやすいのはメリハリを抑えたこちらのL.モノクロームSです。

実はモノクロの選択肢が非常に豊富なLUMIX。ライカと協業している賜物なのかもしれません。

ちなみにフォトスタイルの名前に「L」とつくものがありますが、これはライカのLではなくLUMIXのLです。お間違えなきよう(笑)。

フォトスタイルはほかにもたくさんあります。

自分が良く使うフォトスタイルはスタンダードに加えてこの6種類です。

それぞれのフォトスタイルごとに絵作りを調整でき、マイフォトスタイルも4つまで登録できますのでお好みの設定を試してみましょう。

S5IIの新目玉機能「リアルタイムLUT」

LUMIX S5IIには新フォトスタイルの一つとしてリアルタイムLUTというものが追加されました。

LUTとは?

ルックアップテーブルの略で「画像の色をどのように調整するか」を定義した数式データのことです。

LUTデータがあれば映像表現の色調整を瞬時に行うことができ、写真や映像の色味を簡単に変えることができます。

本来LUTというものはあらかじめ撮られた映像データに後処理で付与するものなのですが、リアルタイムLUTはそれをフォトスタイルの一環としてリアルタイムにライブビューに適応して写真や映像の撮影を可能にするというものです。

LUTデータさえあれば様々な映像表現で使われている色味を適応してスチルや映像制作がお手軽に楽しめるS5IIの目玉機能です。

KAZU

この機能、動画派よりスチル派に人気があるようです

ティールアンドオレンジ/シネマスコープ

LUMIX Color Labに公開されていたティールアンドオレンジ風のLUTを当て込んでスチルを撮ってみました。

ティールアンドオレンジは映像表現で人気のカラーグレーディングで、実物とはありえない色味ですがその色の魅力はなかなかのもの。アスペクト比を2.35:1で切り抜けば適当なスチルスナップがシネマのワンシーンのように撮影できます。

標準のフォトスタイルでも十分に楽しめますが、公開されているLUTデータを読み込むだけで様々な撮って出し作品が楽しめるリアルタイムLUTは動画ユーザーだけでなくスチルユーザーも納得の機能です。

リアルタイムLUTを適応するとベースISO感度が640となったり、暗所でのAFが通常のフォトスタイルよりも悪くなるなどの制約もありますが、うまく使えばとても楽しめます。

ネットでLUTを公開されている方は多いので色々試して遊んでみましょう!

S5よりさらに進化した?手振れ補正と継続された24MPセンサーの高感度耐性

マイクロフォーサーズ時代から手振れ補正の高い技術力を見せつけてきたLUMIXですが、フルサイズになっても健在。

レンズ協調補正のDual.I.S2と合わせることで最大6.5段の手振れ補正能力が発揮できます。

手振れ補正能力はS5比で向上したと明確に記載されている情報はありませんが、アルゴリズムか機構が改善されたのか、本体グリップが寄り握りやすくなった影響か、手振れ補正能力は体感でS5より優れいている印象です。

50mm F1.8 SS0.2sec ISO6400 手持ち

夜スナップとして手持ちで星を撮ってみましたが、手振れ補正のない単焦点レンズ50mmF1.8でもシャッタースピード0.2秒が止められました。マイクロフォーサーズもびっくりですね(あっちは2秒とかもいけますが)。

上の写真はリアルタイムLUTを当てた撮って出し。ISO6400ですがなかなか綺麗でしょう?建物のタイル目もしっかり残っていて24MPセンサーの高い高感度耐性が味わえます。

50mm F1.8 F3.5 SS1/15 ISO6400 手持ち

桜を一枚。

SS1/15くらいであればレンズ内補正がなくとも余裕で止められます。こちらもISO6400での作例。

マイクロフォーサーズでこの高感度はかなり厳しいものがありましたが、S5IIでは十分常用して使っていけます。高感度が強い+手振れ補正が強いの2段構えで手持ち撮影でも自由度が大変高いです。

SS1/15 ISO3200 手持ち

こちらはISO3200での作例ですが、とてもきれいなのでノイズリダクションなどをかける必要はほぼないです。

SS1/15 ISO12800 手持ち 撮って出し

こちらはISO12800の撮って出しです。ISO12800でこの美しさにはびっくりですよね。しかも撮って出しで全く無加工。

センサーの高感度耐性にも驚きますが、カメラのオートホワイトバランス性能にも感心します。S5の時はこういう光源があると妙にマゼンタに寄ることが多かったですが、S5IIでは見たままに近い色味で撮影できてしまいます。

ISO感度の上限ですが、等倍干渉しなければISO12800くらいまでは積極的に使っていいかなと個人的には思います。画質よりも撮れていることが大事ですから。

画質とノイズのバランス的に許容できる最低レベルはISO3200までといったところです。

21-105 F4 80mm F16 SS1/30 ISO640

Dual.I.S2対応レンズ24-105mmF4を使えば暗い室内で中望遠を使ったマクロ域撮影でもビシっと止められるので、趣味の模型撮影やテーブルフォトにめちゃくちゃ重宝しています。

こういうプラモデルなどはマイクロフォーサーズを使う方が被写界深度が深くて撮りやすいのですが、LUMIXの手振れ補正と高感度耐性があれば絞ってもしっかり止めて高画質が楽しめます。そうなると大きいセンサーの高い諧調性や画質の方が得られる結果に効いてきます。

初期ファームVer1.0では室内テーブルフォト(=それほど明るくない)でF16など深く絞った時にピントがうーんと迷ってから合焦する現象が多発していましたが、EVF描写レート改善ファームであるVer1.1にアップしたら全く発生しなくなりました。

ネットでAFが良くなったとの報告が見られますので、もしかするとAFアルゴリズムも多少改善されているのかもしれません。

50mmF1.8 F1.8 SS6sec ISO 1250 ソフトフィルター使用

カメラの重量は740gとやや重いですが、レンズ、特に単焦点は軽いので三脚に乗せて星景写真も手軽に楽しめます。

S5IIの高感度耐性は非常に優れているので、キットレンズの20-60mmで星空撮影が十分に楽しめますし、ダブルレンズキットに付属の50mmF1.8は星空にはやや狭いですが、景色を含めた星景写真などでは重宝します。

暗所で星空や風景を確認しやすくするライブビューブースト機能などもあるので、LUMIX Sシリーズは実は星撮りにもおすすめなんですね。(S5IIのMF時拡大倍率は最大6倍なので、MF主体の運用なら20倍までいけるS5の方が良いこともありますが)

ちなみに本作例は星を大きく写すためにケンコーのプロソフトンクリアを使っています。フィルター67mm径のものを買っておけばダブルレンズキットの20-60mmと50mmで共用できるのでおすすめです。

スナップ、アウトドア、動体、物撮りなどなんでも撮れるカメラです

強力な手振れ補正、高い高感度耐性、頑丈で優れたグリップを持つボディのおかげでシチュエーションを選ばす様々な撮影が楽しめます。

残りは作例でざくっと紹介して終わりにしようと思います。

スナップ

カメラ持ってお散歩しようよ!

50mm F1.8

待ちブラしていて「あっ猫だ」と思ってサッと構えたらしっかりとピントを合わせてくれました。

春が近づきかき集めれた落ち葉たち。良い雰囲気です。

70-300mm F4.5-5.6

錆の表現もしっかりとこなしてくれます。散歩が楽しくなりますね。

24-105 F4

ハイキーで鮮やかな色彩が得意なLUMIXですが、S5IIは写りに硬質さがプラスされたような印象があり、ローキーな写真もカッコよく撮れるようになったと思います。

50mm F1,8 ISO6400 撮って出し

ダブルレンズキット付属のS50mm F1.8が大変良い写りでこればっかり使ってしまいます。

S5IIは手振れ補正が大変良く効くので50mmのレンズでも下限シャッタースピード1/15secが使えます。フルサイズSシリーズになってもマイクロフォーサーズの技術がしっかり継承されていると感じる瞬間です。

50mm F1.8

明るい単焦点で夜散歩する楽しさは最高の一言です。

さきほど公式では名言されていないがファームウェアVer.1.1で暗所AFが向上しているように感じると書きましたが、やはり明らかにVer1.0よりAFが良くなっていると思います。

上記作例のような暗所でもスッとAFを合わせてくれるので、個人的なスチル面の不満はほぼなくなりました。

アウトドア(自転車)

きつめのサイクリングにはやや重いかもしれませんが画質は最高。ダブルレンズキットの50mmF1.8を手に入れてからコレ1本でサイクリングすることが多いです。

50mm F1.8

森の雰囲気も美しく。バイクを停めて撮影したくなりますね。

50mm F1.8

登山で単焦点1本と言われたら35mm推しですが、自転車で単焦点1本なら50mmを推します。バイクが歪まず撮れますから。

アウトドア(登山)

50mm F1.8

登山と言えば超広角かもしれませんが、僕は標準レンズも推したい!風景でボケはいらない方も多いけどボケ表現も楽しみたい!

S 24-105 F4 MACROならこれ1本で山登り可能です。明るくマクロ性能が高いのでぼかしたり寄ったり自由自在。

24-105 F4

僕は24-105mm F4をベースに18mmを合わせたり、20-60mmと70-300で登山することが多いです。

24-105 F4

やはりこの諧調と解像度はフルサイズならではという感じですね。重いカメラ持ってきてよかったと思える瞬間。

S5IIは重いほうのカメラですが、S5比でグリップが握りやすく、重量バランスも良くなったせいか、重めのレンズを付けて持ち歩いていても手が疲れにくいの非常に嬉しい点です。

現在S5を併用していますが、たまに持ち替えるとグリップの頼りなさに長時間持ってられないな…となってしまうくらいS5IIのグリップはお気に入りです。

動体

70-300mm F4.5-5.6

望遠レンズを300mmまでしか持っていないので鳥はあまり大きく写せませんが、小さな被写体でもしっかりと捉えてくれます。

野鳥撮影はあまり積極的に行っていませんでしたが、めちゃくちゃ楽しいですね…ハマってしまいそう。

50mm F1.8

従来のコントラストAFでは苦手だった前後方向の動きもしっかりと追従してくれます。絞り解放でもちゃんとピントが来ています。

50mm F1.8

こちらもAFCカメラ任せでパチリ。

像面位相差一発目のカメラとしては中々に完成度が高いと思います。ただ暗所ではコントラストAFより迷ったり、迷い切った上でコントラストAFに切り替える際のスムーズさが今一つに感じます。

これらの挙動は多くの像面位相差採用メーカーが同じように味わってきた道のりなので、LUMIXもファームアップを重ねて進化していってほしいと思いますね。

物撮り

フルサイズはレンズが寄れないので物撮りに向かない…というそこのアナタに伝えたい。

LUMIX Sシリーズはズームレンズがめちゃ寄れますよ。と。

70-300mm F4.5-5.6 F16

Lマウントパナソニックレンズには、ズームレンズながらハーフマクロ相当(最大撮影倍率0.5倍)まで寄れる24-105mm、70-300mmといったレンズや、シグマに70mmや105mmといった高画質マクロレンズが用意されていますので、テーブルフォトや模型、フィギュア撮影に最もおすすめできるフルサイズマウントだと思います。

僕は模型製作ブログを運用しており、マイクロフォーサーズ(オリ、パナ)→APS-C(フジ)→フルサイズ(パナ)と順当にステップアップしてきましたが、やはり模型や小物撮影でもフルサイズの画質は素晴らしいです。

他社では標準で寄れるズームレンズが少ないので、寄れるレンズの多いLマウントはありがたい。

まとめ:LUMIX S5から確実な進化を遂げた新ミドル

ということでS5IIの実写レビューでございました。

色味や絵作りはS5から結構変わり、よりすっきりシャープな印象を受けました。

また、カメラ本体の改良点が撮影しやすさに繋がっているため、使っていて非常に気持ちの良いカメラだなと思いました。

さらにファームアップによりファインダーの見え方が改善したため、スチル派でもかなり使いやすいカメラになったと言えるでしょう。

動画派にはもちろん、スチル派にもしっかりおすすめできるハイブリットミドル機であると言えますね!

S5を選ぶべきかS5IIを選ぶべきか

LUMIX S5IIが発売されてもLUMIX S5は併売されることになっています。

自分はS5を選ぶべきか、S5IIを選ぶべきか、判断のポイントとすべき点を下記にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

LUMIX S5II を選ぶべき人
  • これからLマウントでカメラを始めたい(ダブルレンズキットが高コスパでおすすめ)
  • 動体AF性能は必要だ
  • せっかくなら動画だって楽しみたい&動画がメインの用途だ
  • ファインダーは良く見えたほうがいい
  • カメラの持ちやすさは大事だ
  • リアルタイムLUTで様々な色を味わってみたい

上記の方はAF、動画機能、グリップの改善されたS5IIがおすすめ。

LUMIXは比較的手厚いファームアップをしてくれるので今後の進化も期待できます。

LUMIX S5 を選ぶべき人
  • できるだけ出費を抑えてフルサイズカメラを使いたい
  • AFS、MFでの運用が主体だ
  • スチルでの利用が多い
  • ファインダーも使うけど液晶を見て撮ることも多い
  • カメラは少しでも軽いほうがいい
  • 4K、6Kフォト、深度合成機能などコンピュテーショナルフォトを利用したい

上記の方はS5がおすすめです。

S5はMFの拡大が20倍まで行けるほか、4K、6Kフォトによる連射や深度合成といったコンピュテーショナルフォト機能も充実しています。動画でAFするとコントラストAF特有のウォブリングが気になりますが、スチルやAFC主体での運用なら気にならないはず。

なにより中古品、新品共にお値段が下がってきており、裏面照射24MPセンサー搭載カメラとしては最も安くなっているので初めてのフルサイズにもぴったりです。

S5が気になる方は当ブログのレビュー記事をお読みください!⇓

LUMIX S5はカメラのサブスクリプションサービス「GOOPASS」さんでもレンタルができるので、気になる方はレンタルされてみても良いでしょう!

Lマウント 機材レビュー記事 一覧

当ブログに掲載しているLマウントの機材レビュー記事一覧はこちら!作例多めです。

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