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結局ディスクロードの買い替えタイミングはいつがいいのか

ディスクブレーキを搭載したロードバイク、通称ディスクロードですが、2007年くらいの誕生から早14年、かなりの市民権を得てきたように感じます。

サイクリングしていてもちらほら見かけますね。

2021年はコロナ禍による需要過多と供給不足により自転車の入手が大変困難となってしまいましたが、2022年モデルでついにディスクロードデビュー…と思っている方も多いのではないでしょうか?

しかしネット掲示板などを見ていると多く見かけるのが「ディスクはまだまだ時期尚早」という意見。

本当に時期尚早なのでしょうか?

目次

いきなり結論:2021年現在、いつ買い替えても問題ない

もうどこもかしこもディスクです

個人的には2021年現在ディスクロードを買うのは全く時期尚早ではないと思っています。

ディスクロード時期尚早派の言い分の多くは「規格が安定していない」というものですが、今はもうそんな心配はないでしょう。

確かにディスクロード明瞭期の2014年くらいまでは、スルーアクスルやエンド幅などの規格が手探りで乱立していましたが、2015年にシマノが発表したフラットマウント規格の発足以降は各社足並みを揃え(スルーアクスル自体の規格は今でもいくつかありますが)、現在ではブレーキマウントはフラットマウント、フロントエンド幅100mm、リアエンド幅142mm、12mmスルーアクスル式固定が統一規格となりました。

今後各社共にリア変速は13速程度までの多段化が予想されますが、シマノ、スラム、カンパともにフリーボディの変更で対応していることからもエンド幅は当面問題にならないでしょう。

つまり規格に関してはもう全く心配はいらないということです。

事実各社のモデルを見ても独自規格のブレーキ回りを採用したブランドはほぼないので、今ならどのモデルを買っても全然問題ありません。

リムブレーキ最後期に売られていたミニVブレーキや独自仕様のダイレクトマウントブレーキのほうが今後パーツに困っていくと思います。

むしろ急速にリムブレーキの廃止が進んでいる

2019年にトレックがハイエンドモデルのリムブレーキ製造を廃止してから業界の流れは一転、2020~2021年モデルでは新型リムブレーキモデルをほとんど見かけなくなりました。

リムブレーキモデルが存在していても旧モデルの色変えや、ディスクとのコンパーチブルフレームが多くを占めています。

それもそのはず、日本国内にいる我々は気づきにくいですが海外では圧倒的にディスクブレーキの需要が多く、一部ブランドでは1:9の割合でディスクロードが売れているという結果も出ています。

もはや欧米をマーケットの中心と捉えるとリムモデルの開発に人材やコストを割くメリットがないのです。

実際にキャノンデールの中の人はリムブレーキの開発メリットは市場ニーズ的にも無いとインタビューで答えています。

日本でも2021年に入り、長くリムブレーキに乗っていたユーザーがディスクロードへの乗り換えを始めているようで、ヤフオクにはリムブレーキ用ホイールやコンポーネントが多数出品されていたり、ワイズロードなど大型店舗ではリムモデルやパーツの大幅値引きを見かけます。

見渡せば確実にディスクロードの波が日本でも押し寄せてきているのです。

実はとても良いディスクロードの買い時だった2021年

コロナの影響で自転車自体が買えない2021年でしたが、以下の観点より2021年はディスクロードの乗り換えにベストな時期だったと思います。

2022年モデルの自転車は大幅値上げが確定している

2021年のシーズン中にも関わらずコルナゴは2021モデルの価格改定を発表しました。それも10%前後と大きな値上げです。

先行して2022年モデルを発表したBMCも全体的に10~20%の値上げ、供給不足のひどいコンポーネントもシマノ、カンパは国内代理店が値上げを発表しました。(スラムはインターマックスがやる気ゼロなので不明)

しかも多くのメーカーの2022年モデルは内容据え置きもしくはカラーチェンジに留まる気配です。

それどころかクランクを無名品や社外品にしたり、シマノの超供給不足の影響でマイクロシフトなどの中華コンポーネントを採用するブランドも出てきました。

涙ぐましいBMCの努力

上の写真はBMCの2022モデルですが、クランクがFC-RS510という無名グレード(内容的には105相当)になっています。

BMCといえば比較的コンポーネントは統一グレード(105モデルならすべて105を使用する)で展開する印象のあるメーカーでしたが、2022年モデルは内容据え置きでお値段大幅アップとなってしまったため、上の写真のようなクランクなどでコストダウンしたモデルが出てきました。

つまり2021年モデルの予算だと2022年モデルは0.5~1グレード下がったものしか選べなくなる予感です。

需要のあるものは高くなるのは当たり前ですが、30年賃金の上がらない日本人にはきつい話です。ロードバイクが完全にお金持ちの趣味になりそうな予感です。

KAZU

悲しいかな日本人にはロードバイクがどんどん高い乗り物になりつつあります。

需要がまだあるのでリム機材の売却にも良かった2021年

2020~2021年の間は国内でもまだまだリムブレーキ派が多く、ディスクロードに先んじて乗り換えた人たちがリムブレーキ機材を手放すのにはベストな期間でした。

特に今年はコロナ禍によりあらゆるパーツの供給が悪く、リムブレーキ関連パーツを含めて中古パーツ市場は高騰気味…じつはパーツを手放すには最高のタイミングなのです。

ヤフオクやメルカリを見ると結構なハイエンドリムホイールやリムフレームがたくさん売りに出されていてそれらが意外に売れています。

しかしおそらく2022年に突入すればそれらの機材は需要を失い二束三文になってくると思います。

MTB明瞭期にクイック式のフォークや26インチホイールなどのパーツがどんどん価値を失っていった状況に似ています。

ヒルクライムやメンテのしやすさから国内ではまだまだ好まれそうなリムブレーキですが、2021年の富士ヒルクライムでは上位入賞者にもディスクフレームを選ぶ選手が増えてきており、軽量さよりもエアロや剛性のほうが走りに有効であるという認識も広がり、メンテナンスも実はそんなに困らないという事実も認知されていることからも、今後リムブレーキのパーツはビンテージものなどを残して価値を失っていくことが予想できます。

2022年モデルを選ぶ時は基本的にディスク一択

国内では普及が遅く、2021年モデルを購入してもまだアーリーマジョリティーに立てたディスクロードですが、2022年モデルからはいよいよレイトマジョリティ層に突入してくると思います。

メーカーの動向もトレック、スペシャライズド、キャノンデール、キャニオン、GIANTと言った大メーカーはほぼディスクモデルオンリーになり、コルナゴ、ビアンキといったヨーロッパブランドもディスク専用モデルが多数を占めるようになりました。

また、ホイールメーカーも最新モデルはディスク仕様ばかりで性能もどんどん強化されてきています。

そして2021年中にシマノからは新型デュラエースの発表もあるでしょう。ここでデュラエースがディスク専用になるか、リムブレーキコンポーネントと明らかに格差をつけた商売を展開してくれば業界のディスク化の流れは決まったも同然です。

もちろん同じグレードのバイクを買う場合はリムブレーキのほうが安く済んだり、これから手放される方から安くパーツを買って楽しめたりというメリットもありますが、正直言って2022年にあえてリムブレーキモデルを選ぶ理由はほぼなくなっています。

特にこれからロードバイクを始めるような初心者の方なら機材のカスタムや資産価値の面からもディスクロードを強くおすすめします。

少々お値段は高いですが、ディスクブレーキの安心感とスルーアクスルによるバイクに一本芯が通ったかのような剛性感は乗っていて非常に気持ちが良いですし、太タイヤを履かせたグラベルライドや快適性向上は素晴らしく楽しいですよ。

ディスクロードのデメリットやネガティブばかりを探すあなたに、リムブレーキロード歴15年の僕がディスクロードに買い換えた感想を記事にしてみました。

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