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FUJIFILM X100Vで星空、星景は写せるのか検証してみた

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発売から人気で品薄が続くX100V、自分もお気に入りで愛用しています。

本当にカッコいい

さて今回はそのX100Vで星空、星景が撮れるか検証してみようと思います。

X100VはF2の明るさを持ち、解像度はXマウント交換式レンズと比較しても劣らない名作レンズを搭載していますが、その星空撮影能力はいかに?

目次

スペックおさらい

X100Vのスペックは以下のようになっています。

  • レンズ焦点距離(画角):23mm(35mm換算35mm)
  • 解放F値:F2
  • 手振れ補正:なし
  • 星景に役立つ機能:MFピーキング、MF時拡大、長秒ノイズ低減

レンズの画角が星を取るには少し狭い気もしますが、50mmくらいまでは星景写真にはよく使われますので問題はないかと思います。

富士フイルムのカメラは星空撮影も考慮した作りになっており機能も充実しています。基本的にはMF拡大くらいしか使いませんが(笑)

MFピーキングは星のピント合わせには少々使いにくく、長秒ノイズ低減は待ち時間が長いので基本的にはOFFがおすすめです。

おすすめ撮影設定+道具

画質設定

基本はRAW撮り一択です。基本的に星景は撮影写真を弄ってなんぼの世界なのでJPEGの強い富士ですがRAWで撮っておきましょう。

フォーカス設定

マニュアルフォーカス一択です。ピーキングはOFF、MF拡大はONにしておくと星のピントは合わせやすいです。

絞り

F2一択です。

シャッタースピード

500/レンズの35mm換算焦点距離で出る値が星が流れず撮影できるシャッタースピードという500ルールが星空写真家の中では有名ですが、昨今の高画素カメラでは星の流れが分かりやすいため、個人的には250/レンズの35mm換算焦点距離くらいがおすすめです。

500/35では約14秒露光できますが、撮った写真は星が流れていることが多く、250/35の7.14、ちょっと伸ばして8秒のシャッタースピードは綺麗に撮れていることが多かったです。

ISO感度

設定できる範囲で一番低い値を狙っていくのが基本ですが、最大感度はISO6400までにとどめておき、どうしても暗い場合は8000まで上げてもよいかと思います。

ホワイトバランス

蛍光灯3か2900~4000くらいの間でお好みのものを設定しましょう。個人的には青い星空が好きなので3300くらいで撮ることが多いです(星写真好き的にはちょっと青味の強い設定です)。

セルフタイマー

2秒に設定しておくと雑にシャッターを押してもブレないのでおすすめです。

三脚

コンデジなので大きな三脚は不要ですが、レンズ交換式ミラーレスカメラと併用するなら軽めのカーボン三脚を持っておくとカメラQOLが爆上がりします。

僕はスリックのライトカーボンE54を愛用中。良い三脚ですよ。

撮影してみました

それでは早速撮ってみましたよ!

作例1:F2/SS 8sec/ISO1600/WB3800

撮影してみて、コンデジなのに良く写るなぁさすがAPS-Cと言った感想です。

雲に隠れてしまっていますが、右の真ん中ちょい下にはプレアデス星団(和名はすばるです)も確認できます。

星景用のソフトフィルターなどは使っていませんが中々良い感じ。

だが見事なサジタルコマフレアに笑う

だが四隅をよく観察してみると…?上の写真の右端を等倍で切り出してみました。

周辺が流れて星が鳥のような形に写るサジタルコマフレアという収差が確認できます。

これは見事な白鳥型ですね…子供にお父さんここに鳥がいる~と言われたら、そうだねこれは白鳥だねと言わないと乗り切れないレベルです(笑)

いくら高解像な専用設計レンズといえども、コンパクトなパンケーキ設計では少々無理があるのは仕方ありませんね。

よく見るとプレアデス星団も鳥の形に…。

作例2:F8/SS 20sec/ISO1600/WB3400

これは星景にというよりかは夜景に近いかもしれませんが…。

絞って長秒露光をしてみました。

X100Vは絞り羽根9枚なので絞れば18本の光芒が出せますがピキッとシャープな印象ではありません。

またシャッタースピードが20秒なので星が流れてしまっていますが、ある程度絞るとサジタルコマフレアも確認できなくなりました。

星はいつも20mm相当のレンズを多用しているので35mmの夜景や星景は新鮮で良いですね。

作例3:換算35mmの星景は悪くない

これはまだ星撮影の知識が少なく25秒も露光してしまって星が流れていますが、電柱や電線との組み合わせが面白かったので掲載。

あまり星では使う事のない35mmですが構図次第では結構面白い撮影ができるなと言った印象です。

X100Vで星を撮っていて思ったこと

画角はこういうものと思えば気にならない

換算35mmの画角は狭く感じますが、それは最初から割り切っておけば気にならないことです。35mmだから星が撮れないなんてことはなく、風景と組み合わせる星景であれば意外と使えるなと言った印象です。

縦構図の撮影は不利

画角の狭さもありますが、X100Vはチルト液晶なので縦構図には向いていません。

基本スチルオンリーですが、カメラの液晶はすべてバリアングルで良いと思う自分としてはチルトの100Vはちょっと使いにくかったです。

MFのピント合わせは抜群にやりやすい

電子式のフォーカスリングですが回転はモッチリと良い感触ですし、MF拡大と高品質な液晶画面のおかげでピント合わせはとてもやりやすいです。

独立ダイヤルはちょっと操作しにくい

露出補正、絞りリング、シャッタースピードダイヤル、ISOダイヤルとそれぞれ独立したダイヤルを操作するのが楽しいX100Vですが、暗い場所での操作が多い星景写真では使いにくいです(笑)

特に一度持ち上げて回すISOダイヤルはいま感度がどのへんかさっぱりでした。X100Vで星や夜景を撮る方は前後ダイヤルでこれらを操作できるようにしても良いかもしれませんね。

ちょっとやりにくいし欠点もあるけど星は撮れないことはないです

ということで以上、X100Vの星空撮影の検証でした。

派手に出るサジタルコマフレアがちょっと気になるのと、操作性に難ありなところもありますが、フジのカメラで撮る星は綺麗ですし楽しいです。

スナップ向きのカメラではありますが、せっかくお持ちの方はぜひ試してみましょう~!

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