Lマウントの広角単焦点レンズ パナソニック LUMIX S 35mm F1.8のレビューです。
今回はカメラレンズのサブスクリプションサービス「GOOPASS」さんよりレンズをレンタルしました。
35mmといえばスマホより狭く、カメラの基本といわれる50mmレンズより広い画角が特徴ですが、逆にその広くもなく狭くもない画角が中途半端だとか難しいと言われがちなレンズです(笑)
そんな35mmは僕が最も好きなレンズの画角のひとつ。FUJIFILM X100Vで鍛えたフレーミングで(別に鍛えてないw)レンズの外観から作例チェックをしていきましょう~。
LUMIX S 35mm F1.8 レビュー
レンズスペックチェック
項目 | スペック |
---|---|
焦点距離 | 35mm |
F値 | F1.8 |
最短撮影距離 | 24cm |
最大撮影倍率 | 0.22倍 |
画角 | 63度 |
最大径×長さ | 73.6×82 mm |
構成レンズ枚数 | 9群11枚 |
絞り羽枚数 | 9枚 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 295g(カタログ値) |
防塵防滴 | 防塵・防滴・耐低温性能アリ |
外観チェック
ハンズオン
別記事でレビューしているLUMIX S 18mm F1.8よりもさらに軽く、形も相まってタンブラーでも持っているかのような感覚です(笑)。
LUMIX S のF1.8単焦点シリーズは2023年1月現在、超広角の18mmから中望遠の85mmまですべて大きさを揃えてあるのが特徴(直径と長さがミリ単位で同じ)で、レンズ構成の違いにより重さに違いはありますが外観は焦点距離の数値を見ないと見分けがつかないくらいに似通っています。
F1.8単焦点シリーズはフィルター径も67mmですべて統一されているので、レンズを付け替えてもフィルターが共用できるのがメリットです。
リングはフォーカスリングのみのシンプルな構造。
LUMIX Sシリーズ共通のゴム巻きリングは回しやすくフォーカスの動きもリニアで扱いやすいです。
反面このゴムリングにホコリやゴミが付着しやすいのがちょっとした難点です。
スイッチ類
スイッチ類はAF、MF切り替えスイッチのみのシンプルな構造です。F1.8シリーズはみんなこれですね。
ひとつくらいファンクションスイッチを付けてくれれも良い気がしますが、LUMIXはタッチファンクションを含めたら山ほどファンクションが設定できるのでまぁいいか。
F1.8シリーズの鏡筒は樹脂製ですが、シボ感のある美しい塗装は見た目も良いです。
前玉
前玉は小さめで飛び出しもほぼない形状です。
先述した通りフィルター径は67mmです。購入される方は保護フィルターも買っておくと安心です。
後玉
後玉の形状もF1.8シリーズはすべて統一されています。統一されすぎているので書くことがあまりないです(オイ)。
レンズフード
レンズフードは切り立った花型のものが付属します。鏡筒の形状は共通ですがフードはちゃんと専用設計です。
フードはロックボタン付きで軽い力でガタなく取り付けが可能です。
欠点とは言いませんが、レンズ鏡筒が共通のため他のレンズに他のフードが取り付けられてしまいます。うっかりミスって違うフードを取り付ける可能性がゼロではない点は気に留めておきましょう。
フードを付けるとそれなり主張する大きさのレンズになってしまいます。
逆光シチュエーションや直射日光の強い場所で使わない方はフードを外してしまってもいいかもしれませんね。
もちろんフードは逆付け可能なので可搬時はコンパクトにまとめることができます。
レンズは比較的スリムですがフードが大きいのでレンズポーチは90mm径ほどのものを用意しておくと良いでしょう(レンズにポーチは付属しません)。
レンズ重量チェック
レンズ単体の重量
レンズ単体の重量は298gでした。
カタログ値より3gほど重かったです。でも今時のフルサイズレンズとしてはかなり軽いですね。
レンズフードの重量
レンズフードの重量は35gでした。
フードは大きいのでF1.8シリーズの中でも重めです。その分レンズが軽いのでトータルでは軽量ですが。
レンズフロントキャップの重量
レンズフロントキャップは16gでした。
フロントキャップは67mm径のレンズすべてで共通ですが重さを測ると15gだったり16gだったり(笑)。
レンズリアキャップの重量
レンズリアキャップは12gでした。
以上より、レンズ可搬時の重量は298g+35g+16g+12gで361gとなります。う~んこれは軽量!
LUMIX S5に装着
見た目が他のF1.8シリーズと全く同じなので新鮮味はありません(笑)が、LUMIX S5には超ベストバランスです。
35mmといえばスナップに適した画角ですが、レンズがこれくらいコンパクトだとスナップでの取り回しも良い感じです。
ヨドバシでこのレンズをシグマfpにも取り付けてみましたが結構バランスは良かったです。
レンズが300g以下という事で重心のほとんどがボディ(手元)側にありますから手に持った時の感覚は想像以上に軽いです。
レンズのサイズが統一してあるF1.8シリーズは動画撮影でリグやジンバルを使ってもバランスが崩れにくいのがメリットですね。
フードを付けるとかなりレンズが主張します。
単焦点レンズは画質優先でフードも最適な遮光に調整してありますから大型化しやすいですね。
フードも含めて質感が高いのでルックス自体は悪くないです。
重量チェック
写真を撮り忘れてしまいましたが、LUMIX S5(714g)とレンズ+フードを合わせた重量は1047gでした。
重量バランスが良いので一日持っても疲れない重さです。
次ページよりレンズ実写レビュー
次ページから作例たっぷりで、風景、星景、スナップ作例でレビューします!