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パナソニック LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 レビュー マクロが楽しい望遠ズーム

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実写レビュー

山、風景

LUMIX 20-60mmと組み合わせることで20mm~300mmのレンジを軽量な組み合わせで運用することができます。登山やアウトドアなどにもぴったりです。

近所の低山に登りました。この時は70-300mmの望遠1本縛りで登っていたのですがこれがまた楽しい。

70-300mmは全域で高解像、高画質を両立しており、他マウントではエントリー望遠ズームになるクラスとは思えぬ描写が味わえます。

ヨドバシにいたパナソニック販売員の方も「このレンズ1本で山に登れてしまう」と言っておられましたが、本当その通りだと思います。

遠景を撮っている最中におっと気になる植物や動物がいてもハーフマクロの撮影倍率を生かしてレンズ交換不要で足元の撮影が可能です。

寄った時の描写も非常にシャープで気持ちがいいです。

レンズの明るさこそ標準的ですが望遠ズームの焦点距離とパナソニックこだわりのレンズ構成で美しいボケみが楽しめます。

寄れるズームレンズは近接撮影時のボケが汚くなりがちですが、このレンズではあまりそういうことを感じさせないのですごいです。

圧縮効果を利用することで前後にボケを作った美しい撮影が可能で、登山道を切り抜いた構図が気持ちよく決まります。

24-105mmと比べても解像感やコントラスト、ボケ味はこちらのレンズのほうが上に感じます。

各社とも今時の望遠レンズはどれも評判が高いですが、標準ズームは評価が分かれがち。やっぱり標準域のズームレンズは設計が難しいんでしょうね。

マクロ撮影時の描写も24-105mmよりワンランク上の印象。

70~105mmの範囲で迷った場合、撮影倍率が許すなら70-300mmの使用をおすすめします。

本レンズには手振れ補正も搭載されており、LUMIX S5に取り付けた状態のテレ端で5.5段分の補正効果がありますからテレ端300mmのマクロ撮影でもシャッタースピード1/100以下で余裕です。

手振れ補正を生かせば手持ちで踏ん張って水面を揺らぐような写真も撮れてしまいます。この写真はPLフィルターがあればなお良かったかもしれませんね。

こういう時にフィルター径が77mmで24-105mmと共用してある設計がとても便利です。レンズは複数でもフィルターを1個買えば済みますから。

旅行などでは広角レンズが活躍しがちですがやっぱり望遠が1本あると撮影の幅が広がります。

身軽な旅行で持ち運ぶには少々辛いサイズですけど(笑)パナからも1本高倍率ズームが出てほしいところですね。(2023年に高倍率ズームが販売されそうです!)

夜景、天体

このレンズは夜景にもぴったり!

なぜかというと11枚絞り羽根が生み出す美しい光芒があるからです。

F8近辺からシャープな22本の光芒が楽しめ、夜景撮影で面白い効果が得られます。ほんとこのレンズは1本でいろんな用途に使えますね。

2022年11月8日に起きた月食を撮影したものです。まだ下に天王星が見えますね。

これは300mmの望遠端でLUMIXのEXテレコン6MPで撮影したものです。さらに撮影結果を横幅2300px程度までトリミングしていますがブログでは十分な解像感です。

EXテレコンがあればさらに望遠を楽しめるのでより高画素なLUMIX S1Rが欲しくなったり。

鳥、猫、動体など

野鳥などの動体はあまりやりませんがコントラストAFでもあまり問題には感じませんでした。

LUMIXフルサイズには動物認識があるので鳥なども割としっかりと追従してくれます。

パナのAFはダメと使う前から烙印を押されがちですがそんなに悪いとは思いませんよ。もちろん積層センサーを搭載した最近のカメラと比較すると中々厳しいものはあると思いますが。

と思っていたら先日パナソニックより像面位相差AFを搭載した新型カメラLUMIX S5 MarkIIが発表されました。レビュー記事を書きましたのでぜひ読んでみてください⇓

スズメなどで練習していましたが、これが難しくて中々楽しい!

望遠初心者でもかなり楽しめるズームレンズです。

野良感ゼロの猫をパシャリ。こいつは別にこの望遠レンズでなくても撮れますが…(笑)。

かわいい肉球をアップで撮りました。これはこの望遠レンズでしか撮れませんよ。

かなり自由度の高い望遠レンズです。解像感も素晴らしい!

おもちゃや模型撮影にも

望遠ハーフマクロレンズという事でゆがみのないブツ撮りがこなせるのも大きなメリットです。

自分は模型製作の趣味もあるので(模型ブログはコチラ)歪まず撮れる望遠域を多用しますが、さらに寄れるメリットもある本レンズは模型撮影にぴったり。このレンズを買った理由の半分はクルマやバイクの模型が歪まずマクロで撮れるためです。

美しい描写も相まってとてもカッコいい模型撮影が可能です。強力な手振れ補正もあるので絞っても手持ちで撮れちゃいます。

一般的には100mm程度の焦点距離があれば歪みはほぼなくなりますが、クルマやバイクといった乗り物はもう少し望遠域の方が個人的には好きな仕上がり。

このクルマやバイクも150mm付近の焦点距離にて撮影しています。

遠くの景色から手元の大事なものまで切り取れる高画質ズームレンズ

ということでLUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.のレビューでした。

70-300mm F4.5-5.6という標準的なスペックからは想像できない描写とマクロ性能、11枚絞り羽根による美しい光芒にもうメロメロです。

Lマウントのレンズも色々試しましたが、かなりおすすめのレンズです。

少々お値段は張りますが持っていて損のない名レンズですよ!

Lマウント 機材レビュー記事 一覧

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