SONY α7C II 作例チェック
それでは発売から2週間、猫撮り、旅行、サイクリングなので撮影してみました!
AIによる高性能AFと軽量カメラで撮影がはかどります!
いきなり地域猫のドアップから。ナニコレ瞳にピントバチバチじゃん…。
α7C IIはAF-ONボタンにトラッキング機能が割り当てられており、AF-AもしくはAF-C設定時にそのボタンを押すと被写体認識が機能します。
かなり食いつき良く捉え続けてくれるのであとは構図を決めてシャッターポチっと。
正直今まで自分のシングルAFの努力はなんだったのかと思うくらい簡単でバチピタの写真が撮れます。そりゃソニーのAFがすごいって言われる訳だわ。
被写体認識は瞳もきっちりトラッキングしてくれます。このように横を向いても瞳をとらえ続けてくれます。
後ろを向けば頭を狙うようになり、よほど遠くにいるとか暗いシチュエーションでは体全体を狙うようになっています。
カメラも小さいので片手で楽々ホールドできトラッキング任せで撮影ができるため目線を落としてノーファインダーなんて撮影も余裕です。
猫撮りにこれほどらくちんで楽しいカメラはない!
AI被写体認識は人、車、列車、飛行機、動物、鳥、昆虫と幅広く、人は瞳を、車、列車、飛行機はコクピット付近を、動物、鳥、昆虫は瞳もしくは頭部を検出して優先的に認識してくれます。
α7C II の欠点の一つにジョイスティックがないことですが、このAF-ONトラッキングを使えば実質スティック不要の運用ができます。これはいいですよ。
コンパクトさはスナップや旅行にも最適
昨今のカメラは大きすぎるということで導入した本機ですが、このコンパクトさはすっかりお気に入り。
散歩や旅行にガンガン持ち出しています。
α7C IIを買ってから近所のお散歩には必ず持ち出してます。レンズはシグマ35mmF2 DG DNで絞りリング操作の楽しさや質感の高さも相まって最高のお写ん歩カメラです。
旅行なんかにも積極的に持ち出してます。カメラはいくら画質が良くても持っていないと意味がないです。
画質が良くていつでも持ち運べるなら最高じゃないですか?
気になったものがあったらカメラをサッと取り出し楽しく撮る。カメラの楽しさってやっぱこれですよね。
空をみたら足元も見ようよ。
LUMIXと併用している身としてはソニーの赤は飽和しにくいのが好印象です。
車の質感描写も素晴らしいです。旅行ついでにふらっと訪れた須賀川市(福島)でモーターショーをやっていました。
FE20-70mmと組み合わせれば最高の旅行ズームになることうけあい。
がっつりシャドウを持ち上げても破綻し辛い良いセンサーです。33MP機は今のところソニーだけなんですよね。
ブームは手持ち星撮り!?強力手ブレ補正で手持ちスナップを楽しもう!
α7C IIは手ブレ補正が7段にパワーアップしましたが、これがもうめちゃくちゃ効きます。
夜散歩の際にどこまで手ブレせずに行けるか撮影してみたところ、なんと35mmレンズで1秒が止められました。
これまで微ブレ補正と揶揄されていたソニーの手ブレ補正もここまで来たか…。
本当に全然手ブレしないのとISO12800までは普通に使える高感度耐性で手持ち星撮りも楽しめます。
まさにナイトスナップ最強カメラ!
ソニーは基本的に解像度重視の味付けなのかこういう構造物の撮影がめちゃくちゃ楽しいです。
夜の電波塔も手持ちでいけちゃうこのハンドリングの良さよ!
福島旅行の際に撮った手持ち星景です。
福島で見える星の量がまずすごいのですが、本当に最高の手ブレ補正です。誰だ小口径マウントでは手ブレ補正が弱いなんて言った奴は!
身近な場所のお散歩も夜と良いカメラがあれば印象的な一枚に。
軽さは正義!登山やサイクリングなどのアウトドアにも
キャンプやアウトドアでカメラがひとつあれば楽しさ倍増です。
手ブレ補正入りフルサイズ最軽量514gはロードバイクのお供にもぴったり。
最近はLUMIX S5IIをヒーヒー言いながら担いでいましたがα7C IIは20-70mmを付けても1026gと軽量なのが嬉しいです。
ロードバイク用カメラはこれで決まりと言っていいです
ただファインダーのアイカップがないため背負うと背中の熱気でファインダーがやや曇りやすいのと、日が強いところではファインダーも若干見づらい点は難点です。
そういう人はα6700か上位機種のα7 IVがおすすめですね。
ソニーは青の色味が綺麗なのでアウトドアにも最適かと思います!
こちらはF2解放でボケを作ってみましたがやっぱりフルサイズは印象的。
ただしα7C IIはメカシャッターが1/4000までなのでF2でもシチュエーションによってはややSS上限が足りませんでした。そんな時は1/8000までいける電子シャッターと拡張感度ISO50を使えばほぼ問題ないかと思います。
フィルムシミュレーションくらい楽しめるクリエイティブルック
α7SIIIから搭載されたクリエイティブルック。ソニーの絵作りが変わったと言われるくらい色味が良いです。
基本的にST(おそらくStandardの略)を使っていますが、個人的にお気に入りなのが以下2つ。
FL(フィルム?)
フィルム調の絵作りになるこのクリエイティブルックはフジのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」に負けないくらい言い色味。
クリエイティブルックは調整幅が広く、このFLはハイライトが飛びがちなので少しハイライトを落とすのがおすすめです。
IN(意味不明)
青が緑に転びややハイキーな質感になるこのクリエイティブ。名前はINですが何の略かはわかりません。
アニメ調のような色味でフジのクラシッククロームのような色味になる(クラシッククロームはコントラストが強めですが)のでこれから設定を煮詰めてこの冬に大活躍してくれるのを期待。
そのほかにもPT(ポートレート)はややマゼンタが強くキヤノンのような写りになるので好みです。
その他VV、VV2はビビッドで癖が強く、SHはとてもハイキーに仕上がります、パナソニックの充実したモノクロに慣れていたらBW(モノクロ)はやや物足りません。もう少し使いこなしたいですね。
レビューまとめ
それでは使用しての良いところと微妙なところを下記にまとめます。
- クラストップの小型軽量
- フロントダイヤルと快適なタッチパッドでかなり使いやすくなった操作性
- 大きくなったファインダー(このサイズでファインダーがあるだけでありがたい)
- めちゃくちゃよく効く手ブレ補正
- レンズの選択肢がめちゃくちゃ多いEマウント
- ファインダーにアイカップが付けられない
- 再生画面のホイール操作で拡大縮小ができずAF-ONかタッチ操作が必要(パナはできる)
- APS-CクロップするとRAWファイルもクロップ済みになりフル画素が残らない
- 水準器とヒストグラムが同時に出せない
- 誤操作防止の電源レバー位置変更⇒使っていて慣れた
- シングルスロット⇒普段も一枚しかカードを刺していない
- カードスロットが左側⇒スロットが底面にあるより遥かにマシ
- ファインダーのドット数や大きさ⇒このクラスでは良くやっていると思った
機能や操作面では個人的には評価が高く、気になる点はアイカップが付かないくらいであとはソフトウェア面ですね。
APS-Cクロップ時にフル画素が残らないのと水準器とヒストグラムが同時に出せないのは個人的には明確にマイナスポイント。
購入前に多くの方が気になるであろう点の多くは特に気になりませんでした。
軽くて小さくて手ブレ補正が良く効く次世代フルサイズのスタンダード
愛用しているLUMIXがいつまでたっても小型機を出さないので思わず買ってしまったα7C IIですが想像以上に満足して気に入っています。
やはり小さい軽いは正義です!
それによく効く手ブレ補正にこのサイズでファインダー付き、使ってみたら過去一気に入ってしまうくらいいいカメラでした。
自分欲しいがすべて詰まっている!
これは優秀な次世代スタンダード機!
ということで超おススメです!
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