富士フイルムのX100Vは、純正でレンズキャップが付属してきます。
このキャップがまたカッコいいのですが、富士フイルムが用意する純正レンズフードやアダプターリング、保護フィルターを使うと使用することができません。
そのため多くのユーザーが純正レンズキャップを使用していないようです。
そこで今回はサードパーティーから発売されている純正レンズキャップが使える保護フィルターを紹介します!
カッコいい純正キャップをやっぱり使いたい!
おすすめ その1:NiSi UHD UVフィルター
純正レンズキャップが使える保護フィルターで最も人気なのがこのNiSi UVフィルターです。
外観チェック
通常のレンズ保護フィルターよりかなり大型の枠となっており、前面部には透過性の高い光学ガラスを使用して前玉を保護します。
先端部がテーパーとなっており塗装の質感もX100Vのツヤ感と近い仕上げが施されています。
NiSiのフィルター自体はX100シリーズすべてに使えますが、レンズキャップはX100Vの純正品のみ取り付けることが可能です。
フィルター取り付けるとフジツボフードのような先細り状のデザインとなっていて、ちょっと好みが分かれるかもしれませんがガラス面積が小さいので指が当たりにくいのも利点です。
カラーバリエーションはシルバー、ブラックの2種類
X100Vのカラーバリエーション展開と同じくシルバー、ブラックの2色展開となっていますので、質感を損なうことなくX100Vの前玉を保護することができます。
シルバーモデルはこちら
ブラックモデルはこちら
どちらもAmazonが一番安いです。(Yahoo!ショッピングにも売っていますが3000円ほど高いです)
おすすめ その2:Haoge LUV-X54B メタルレンズフード
カメラホルダーのほか富士フイルム向けのオプションパーツを豊富にラインナップするHaogeというメーカーからも純正レンズキャップが使える保護フィルターが売られています。
NiSiが有名すぎていまいち知名度がないですが、個人的にはこちらの方がおすすめ。
外観チェック
こちらは直径こそ変わりませんが高さが少し高く、メーカーも名付けている通りレンズフードっぽい見た目になっています。
フードの外周には美しいローレット加工が施してあり、仕上げの質感は上々です。
少し奥まったところにNiSiのフィルターと同じUV保護フィルターが設けられていて、ただのフードではなく保護フィルターとしての機能も有しています。
取り付けるとレンズ鏡筒の直径はほぼ変わらないデザインで、普通のフードを取り付けているような見た目になります。
カラーバリエーションはシルバー、ブラックの2種類
こちらもNiSiの保護フィルターと同じく、X100Vのボディ色に合わせたシルバーとブラックが用意されているので、質感を損なうことなくX100Vの前玉を保護することができます。
あとどこらへんに需要があるのか分からないけど赤色もあります(笑)
シルバーモデルはこちら
ブラックモデルはこちら
どちらもAmazonにしか売っていません。
二つを比較してみてみよう!
NiSiとHaogeのフィルターを並べて比較してみましょう。
俯瞰で見る保護フィルター
上がNiSi、下がHaogeです。
やっぱり見た目の自然さという面ではHaogeのほうがフードっぽい感じですね。個人的に先細りのフードはあまり好きではないのでHaogeのほうが好みです。
斜めから見る保護フィルター
NiSiのフィルターは光沢の黒塗装となっていて質感が高いですし、ローレット加工が施されていないためピントリングの場所が見なくても確認しやすいのがメリット。MF多用する方にはNiSiのほうが使いやすいかなぁ。
Haogeのフードはローレットが施してあり左手でレンズを構えた場合でもしっかりとグリップできます。
先ほどNiSiのほうがMF向きと書きましたが、Haogeのフードに施されたローレットはピントリングのそれよりも浅いため、ぶっちゃけ操作を間違えることはあまりないと思います。
フィルターを見比べるとわかりますが、NiSiはフィルターが手前にあり単純にフィルターのみの機能ですが、Haogeのほうは名前の通りレンズフードなので、フィルターが奥まっていてフード内側に反射防止の段差加工がしてあります。(このフードの深さで効果があるのかは置いといて)
ちなみにどちらのフードもOFVモードでケラレが出ますが、先細りで背の低いNiSiのほうがケラレ具合が少ないです。
OVFモードを多用したい方はNiSiがおすすめ!
手で持って見る保護フィルター
両手でカメラを構えた時の左手ポジションを撮影してみました。
これは正直言ってHaogeのほうが圧倒的に握りやすいです。
Haogeのフードのほうが数ミリ長いだけですが、NiSiのフードは先細りのため実際に握れる面積が少なくなっているためです。
フードの全長が長いことによる隠れたメリットが「絞りリングが圧倒的に操作しやすくなる」こと。
僕は最初保護フィルターなしで使っていましたが、パンケーキレンズの全長が短すぎるため絞りリングが回しにくく、フロントコマンドダイヤルに絞り操作を割り当てていました。
Haogeのフードを使いだしてからはは左手人差し指でフードを保持できるようになったので、絞りリングがしっかり操作できるようになり、今ではすっかり絞りリング派です(笑)
左手のホールディング性や絞りリングの操作性を優先したい方はHaogeがおすすめ!
キャップ状態で見る保護フィルター
レンズキャップを付けた状態です。
わずかな差ですが全長が短い分NiSiのほうがコンパクトにまとまりますので、X100Vの薄さというメリットを最大限生かしたい方はNiSiのほうがおすすめです。
純正保護キャップを使えるフードでX100Vをもっと楽しもう!
ということで今回は純正レンズキャップが使える保護フィルター(フード)を紹介させて頂きました。
個人的にHagoeのほうが使いやすいので(しかも安い)そちら推しな記事になってしまいましたが、皆様の好みに合わせてお気に入りなフードを選んでみてください。
- より薄い、軽いほうが良い
- OFV使用時のケラレが少ないほうが良い
- フジツボ形状のフードが好き
- フィルターとして実績のあるNiSi製品が使いたい
- よりレンズフードライクな見た目が欲しい
- レンズフードとしての機能も譲れない
- ホールディング性を高めたい
- 絞りリングの操作性を向上させたい
X100Vはカスタマイズも楽しいですね!
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