ロードバイクに乗る時に必要な荷物をまとめてください。というと皆様色々なものを持ってこられます。
様々な補修用品、便利グッズなど色々あり人によっては用意したリュックがパンパンに…なんてこともあると思いますが、今回はロードバイク歴なんやかんやと11年になる自分が選ぶ、「ロードバイクで100km乗るのに最低限必要なもの」をまとめたいと思います。
僕は軽快なロードの良さをスポイルしたくないので、そんなに沢山のものは持っていきません。
持ち物、グッズについて
今回は補修グッズをメインとした「ライドを生き延びて帰る」ために必要な用品をまとめます。
大前提として
- ヘルメット
- サングラス
- ジャージ一式(背面ポケット付きウェア)
- ビンディングシューズ
- 前後ライトやサイクルコンピューター
といった服装やバイクに付けている備品類は身に着けている前提としてください。
100km程度までの持ち物
多くの方のロードバイクライドの節目といえば100kmでしょう。
100km程度までは基本的に下記に紹介できるグッズで充分対応できます。
サイクルウェア3つの背面ポケットを有効利用せよ
まずライドに絶対必須の上記ツールを背面ポケットに収納します。
道具の8割がパンク修理用品になりますね。
沢山あるように見えますが、うまくパッキングすればこの量でも十分背面ポケットだけで持ち運べます。
それでは順番にみていきましょう。
背面ポケット1:工具、タイヤレバー、パッチ
ひとつめの背面ポケットには工具やパンク修理キットを入れておきます。
画像左:トピークのミニツールセット
六角レンチなどの便利な工具が折りたたみ式でコンパクトにまとまっているミニツールセットです。
こういうアイデア便利工具は機能、使用感、信頼性、コスト面からトピーク一択です。
写真のツールはもう3年も使っているのでカタログ落ちしてしまっていますが、現在はHexus X(ヘキサス X)というツールが同等品として売っています。
こっちのほうがカッコいいぞ
- 六角レンチ : 2、3、2.5 / 4 (L型) 、5、6、8mm
- トルクスレンチ : T10、T15、T25
- (+) ドライバー
- (-) ドライバー
- ニップル レンチ14G、15G
- チェーン ツール : シングルスピード~12速まで対応 (カンパニョーロ 中空ピンチェーンを除く)
- チェーン フック
- バルブコアツール付きタイヤレバー
本体材質:カーボンファイバー ボディ、クロム バナジウム ツール
サイズ、重量:L61x W33 x H20mm 92g
このコンパクトなボディにコレだけ豊富なツールが入っているので出先で困ることはありませんね。
またボディサイドの樹脂カバーを外せばタイヤレバーに早変わりするユニークなアイデア。
トピーク製品は本当に良く考えられていますね。
バイクを正しくメンテしており、ポジションが決まっていればまずこの手のツールを使用することはありませんが、緊急事態として持っておくには必要十分すぎるスペックです。
画像中央:パナレーサーのタイヤレバー(2本)
クリンチャー派の人から評判の高いパナレーサーのタイヤレバーです。
安くて軽くて適度なしなりが非常に使いやすいタイヤレバーです。
先ほどのトピークの携帯ツールにもタイヤレバーが付いてきますが、タイヤレバーは使い慣れているものが一番なのでわざわざレバーは普段使用しているものを持って行っています。
ちなみに購入すると3本ついてきますが、タイヤを外すには2本あれば十分なので1本は予備にしてライドには2本持って行ってます。
画像右:パナレーサー イージーパッチ
パンク修理用のパッチです。
チューブをヤスってあげればゴム糊不要でパンクが補修できます。
このように薄いテープ状のパッチとなっており非常に伸縮性があるため、細いロードチューブを補修してもキレイに膨らんでくれます。
チューブを慣らすために厚手のヤスリが付属しますが、タイヤがサイドカットした時などはこのヤスリのヤスリではない面をチューブ側にしてパッチでタイヤに貼ってあげればタイヤ自体の応急処置(チューブがはみ出ないようにする)を行うことが可能です。
日をまたぐライドでパンクした場合、宿についたらこのパッチセット使ってパンクしたチューブを補修すれば次の日のスペアチューブとして使えます。
これらのグッズはひとまとめにしてチャック付き袋に入れておきます。
こうすることでライドの際にグッズ一式を忘れにくくなり、ポケットの中もガチャガチャしないので持ち運びしやすくなりますよ。
背面ポケット2:携帯ポンプ、CO2ボンベ、塩熱飴
ふたつ目の背面ポケットは携帯ポンプセットと飴(笑)
画像左:TNI ハイブリッドポンプ
痒い所に手が届くわれらがTNIの携帯ポンプです。
この小ささなのに携帯ポンプとCO2インフレーターの機能を備えているので、一本で2度おいしいツールです。
CO2ボンベを使ったパンク修理の際でも、最初にチューブをある程度膨らましておいた方が作業しやすいので、そういう時はポンプ側を使ってチューブを膨らませてから最後にボンベで加圧する、といった使い方ができます。
ちなみにこのツールは人気商品なのか現在品薄なので、Amazonで売っている似たようなツールを紹介しておきます。
画像中央:CO2ボンベ
先ほどの携帯ポンプで使うCO2ボンベです。
パンクをする時は運が悪いとフロントで異物を跳ね上げフロントタイヤがスローパンク、そのまま跳ね上げた異物がリアタイヤに刺さり普通にパンクと前後ともダメになることがあるので2本あると安心です。
たまにしか使わないのでいざ使う時に1発目を失敗する可能性もありますしね(笑)(実際やらかした)
ボンベは16gのねじ有タイプならほとんどのCO2インフレーターに対応しているので、わざわざ純正品を買わなくても互換ボンベで充分です。
画像右:塩熱飴
昨今の過酷なライド環境に必須な塩分を補給する飴、水分と塩分を失うととたんに足を吊ったりパワーが出なくなったりします。
僕はポカリなどの舌がべとつく飲料は好きではないので、いつもこの雨をかみ砕きながら水を飲んで塩分補給をしています。
僕のおすすめはカバヤの塩分チャージタブレッツです。
味がポカリスエットなどと同じなのでおいしく舐めることができ、カロリーこそあまりないですが口が寂しい時にもピッタリ(笑)
夏ライドには必須のアイテムと言えますね!
こちらもこんなふうにチャック付きポリ袋に収納。
飴は隙間を埋める感じで入れておきましょう(笑)
背面ポケット3:チューブ
背面ポケット3つめはチューブを入れます。
ここはチューブだけをチャック付き袋にしまっておきましょう。
なぜならゴム製品はプラ製品や金属製品と一緒に入れるとくっついたり劣化したりするためです。
チューブを買ったら大体ゴムでチューブが束ねてあるはずなので、そのまま袋にしまっておけばOKです。
その他:財布、鍵、スマホなど
それぞれ袋に入れた工具類を3つのポケット入れ、さらにそのポケットに上記のように財布、スマホ、鍵を振り分ければライドの準備は万端です。
財布:スポーツ用の安い物
普段使いの財布をライドに持っていく人もいますが、かさばりますし落とすと一大事なので自転車用に専用のものを用意しておきましょう。
おすすめはモンベルのスリムワレット。
非常に薄くて携帯性が良い財布です。
マジックテープがバリバリするので気になるあの子からは顰蹙を買いそうですが、ライドに財布のカッコ良さなど不要!
これに千円札何枚かと小銭数百円、保険証、交通系ICカードなどをいれておけばバッチリです。
最近はスマホのキャッシュレスも浸透してライドの際に財布を使うことは少なくなりましたが、峠の上にある自販機などはいまだに現金オンリーだったりするのでキャッシュは必須ですよ!
鍵:簡易的なもの
どんな鍵を持っていくかは賛否が分かれますが、僕は上記のような簡易的なものしか持っていきません。
そもそも自分はロードバイクに乗る際、バイクから離れてダラダラ歩いたり、座り込んで休憩したり、何時間も食事で離れたりするものではないと思っているおり、基本的にバイクから離れません。
そのためコンビニなど人目に付くとこで短時間停車するくらしかしないので上記のような簡易的なもので充分なのです。
事前に補給食も買ってある場合はどこにも立ち寄らず100km乗ったりするので、そんな時は鍵を持って行かないこともあります(笑)
簡易ロックの中ではクロップスのものが信頼性高めなので、こちらをオススメしておきます。
これで100kmはバッチリ
え、これだけ?と思われる方もいらっしゃいますが、乗って見るとこれで充分です。
ウルトラライトツールを中心に構成することでツールボトルは使わないようにしてありますのでボトルは2本差せますし、背面ポケットに補給食を入れることもできます。
ちなみに先ほどの3袋と財布、鍵、スマホで総重量598gです。めちゃくちゃ軽いでしょ?
よくボディバックやリュックを背負って走っていらっしゃる方がいますが、せっかくのロードの楽しさを重い荷物で失っていては勿体ないですよ!
一度リュックを投げ捨ててウルトラライトなライドを試してみてください!
バイクの軽量化より快適で軽くなりますよ!