実写レビュー
哀愁の山梨一人旅
今回は一人でブラブラと大好きな山梨をスナップしてきました(暇なんよ)。
本栖湖からの富士山です。1000円札の裏面に載ってる構図ですね。
単焦点らしいシャープな写りとコントラストの高さが目を引きます。LUMIXは緑と青の表現が本当にうまいと思います。
紅葉に染まる下部温泉郷。
35mmの画角は齢35の僕にはピッタリの画角。自分の見えているものがそのまま切り取れます。
35mmはややパースを感じる画角ですが、広さと被写体の強調にはとても使いやすいと思います。
冬の空気もありますが、単焦点らしいヌケ感がとてもいいと思います。
LUMIX SのF1.8シリーズはMTFのパナレンズのようにコッテリではなくすっきりとした描写で、風景からテーブルフォト、ポートレートまで絵作りしやすいです。
でも自分はLUMIX G 20mm F1.7のコッテリ描写でレンズ交換沼に落ちたのでたまにはそんなレンズも出てほしいなぁと思ったり(笑)
解放F1.8での一枚。手前のススキにピントを合わせています。
35mmですがF1.8もあれば結構ボケます。もちろん物足りない方もいると思いますがMFTからカメラを始めた僕としてはこれでもボケ過ぎ感(笑)
解放での周辺光量落ちはやや感じますが、雰囲気を壊すような落ち方ではないし補正もしやすいと思います。
こちらはF2.5。スナップは好きなもの撮ったらいいんです(笑)
F2.5ですが奥行きをうまく使えばじわっと綺麗にボケてくれます。
上九一色村は山に囲まれているので14時にもなると町が日陰に沈みます。
紅葉と街のコントラストが良いですよね。様々な色情報が混ざっていますが粘り強く描写してくれるのはLUMIXの絵作りの魅力。
LUMIXのカメラレンズはどちらかというと柔らかい描写とハイキーな仕上げにある絵作りですが、シャープネスを強めにかけてローキーな仕上げにしてもカッコいいです。
お散歩で足元を取るのは大好き(笑)
35mmの明るいレンズは夜のお散歩でも楽しいです。気軽になんでもフレーミングしてパシャパシャ撮っちゃいましょう。
LUMIX S5はデュアルネイティブISOで高感度も良好ですし、そもそも手振れ補正が優秀なので低感度での撮影もお手の物。
普段はX100Vでお散歩してるけどお株奪っちゃうかな~。
35mmは星の撮影にも良い感じ
仕事帰りに近所で星を撮ってみました。
星は普通超広角域を使いますが、建物や風景も入れた星景写真の場合は35mmで撮っても楽しいです。
35mm~50mmの画角は描写にすぐれたレンズも多いので星の撮影もビシっと決まります。
こちらの撮影には光害カットフィルターの「ケンコー スターリーナイト」、ソフトフィルターの「ケンコー プロソフトンクリア(W)」を使っています。フィルター径は67mmです。
最初に乗せた本栖湖でも星景を撮りました。目まぐるしく変わる雲に苦労するの図(笑)
やはり35mmともなると解放でも無理なく周辺描写が決まるので超広角を使うより美しくすら感じますね。
星景撮影の場合は星を点象で留めたくなりますが、昨今の高画素カメラである場合35mmレンズでシャッタースピード6秒くらいが拡大してもしっかり点で残る限界になります。
LUMIX S5にはライブビューコンポジットという比較明合成機能があるので星の軌跡をカメラ内で撮影できます。もちろんRAW撮りも可能。
2023年2月16日に発売されるLUMIX S5IIにはこの機能が搭載されていませんが、後日発売されるLUMIX S5IIxの発売と同時にファームアップで搭載されるようです。
LUMIX S5II、予約して発売日にゲットしました。レビュー記事はコチラ⇓
35mmの星景…ちょっとハマってしまいそうです。いやほんと良いレンズだなぁ。
日常を高画質で楽しく切り取れる、普段使いにベストなコンパクト単焦点
ということでLUMIX S35mm F1.8のレビューでした。
やっぱり35mmの画角は楽しい!被写体と適度な距離で向き合える良いレンズです。
レンズの標準は50mmと言われますが、個人的には35mmも立派なスタンダード!ぜひLマウントレンズ仲間に加えてくださ~い。
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