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X100V 神アップデート ファームウェア Ver.2.00 公開!内容をチェック!

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2021年2月17日に富士フイルムからX100V用の新ファームウェアが公開されました。

公式サイトでアップデートを見る!

上記サイトからファームウェアのダウンロードが行えます。

今回はアップデート内容をまとめながら何がどう良くなるかをひとつづつチェックしていきましょう。

目次

Ver.1.10 → 2.00への大型アップデートまとめ

バージョンが2.00と一桁繰り上げられていることからも分かるようにX100Vの魅力がさらに増すアップデート満載で、まさに神アプデ!という内容です。

KAZU

X100Vの魅力がさらにアップします。

①:新たに「FUJIFILM X Webcam」に対応

新型コロナウイルスが流行り出したと同時にデジカメメーカー各社が手持ちのカメラをWebカメラとして利用できるようなファームアップをおこなっていました。

富士フイルムも一部製品が「FUJIFILM X Webcam」というアプリでWebカム化ができるようになっていなのですが、今回のアップデートでX100Vも対応しました。

X100Vは35mmの画角とチルト液晶のため、Webカメラとしては少し使いにくいかもしれませんが、USBケーブルがあれば高画質でフィルムシミュレーションを適用したオンラインミーティングが楽しめるようになります。

X100Vは軽量でレンズが短いのでマンフロットのミニ三脚があればバッチリです。

一個持っていると便利ですよ

②動画撮影時にNDフィルターが使用可能に

X100Vは内臓NDフィルターを装備しておりこれが屋外での解放撮影時に非常に便利だったのですが、以前のファームウェアでは動画時に使用ができませんでした。

メカニカル的な理由かと思いましたがソフトウェア的な理由だったようで、今回のアップデートから動画中にもNDが使えるようになりました。

これは動画派にはうれしい配慮。X100Vが動画機としてさらに使えるようになった上に2021年2月末に新発売のX-E4に対して明確なアドバンテージとなりました。

3.ブライトフレームの補正位置記憶機能を追加

OVF(光学ファインダー)使用時にシャッターボタンを半押しすると、実際に撮影される範囲に対して枠(ブライトフレーム)が移動するのですが、その移動したブライトフレームの位置を記憶するかどうかを設定できるようになりました。

この機能をONにしておくと繰り返し近距離撮影する場合などで、ピントを合わせた後の再フレーミングが不要になるのでテンポの良い撮影が可能になります。

ハイブリットビューファインダーといえどもなんやかんや高性能なEVFを持つX100VでOVF派の人がどれくらいいるかは分かりませんが(笑)OVF派にはうれしいアップデートですね。

④デジタルテレコン使用時にJPEGだけでなくRAWデータも記録可能に

個人的にはコレが一番嬉しい変更ポイント!

これまでRAW撮影は換算35mmの状態でしか行えませんでした(別売りのワイコン、テレコンを使えばその焦点距離でRAW撮影はできます)が、今回のアップデートでデジタルテレコン使用時でもRAW撮影ができるようになりました。

今まではRAWで撮影しているとデジタルテレコンの選択すらできなかったので、いちいちJPEG撮影モードに戻してからRAW撮影しなければなりませんでしたが、それが不要になったのはめちゃくちゃ助かります。

デジタルテレコンRAWの注意点

X100Vのデジタルテレコンはクロップではなく超解像処理というデジタル補完技術を使い、ズーム後も2610万画素のJPEGで仕上がります。

今回のアップデートで実装されたデジタルテレコン+RAWで撮影した時のRAWファイルは35mmの写真がそのままRAWデータとして記録されているので、Lightroom等で編集する場合は自分でトリミングしなければなりません。

先ほどテレコン+RAWを試してみましたがLightroomCCではクロップされた状態でRAWファイルを読み込めず、ただの35mmで撮影したRAWが読み込まれました。
これは今後Lightroom側のアプデで解決するかもしれませんがちょっと不便ですね。

対して最新版のX RAW STUDIOではRAWデータを読み込んだ段階で撮影時のテレコン設定でクロップされたRAWファイルが表示され、デジタルテレコンの設定のON/OFFで元のRAWデータが表示できます。

またX RAW STUDIOで現像した写真はデジタルテレコンを使ったものでも2610万画素で出力されるので、通常の撮影時と同様に超解像処理が適用されます。

KAZU

つまりX RAW STUDIOを使えば撮影したJPEG画像と状態と全く同じものがデジタルテレコンRAWから作れることになります

デジタルテレコン70mmでブツ撮り

僕はデジタルテレコンを使うためにシャッターボタン横のファンクションキーにRAW⇔JPEGを割り当てているのですが、それが違う機能に当てられるので非常に嬉しい。

⑤JPEG + RAWでの記録画像にレーティングをつけるとJPEGにもRAWデータにもレーティングが付与されるように機能変更

X100Vはカメラ内で撮影画像にレーティング(お気に入り度を付ける)を付ける機能がありますが、JPEG+RAWで撮影した画像にレーティングを付けるとRAWデータにも反映されるようになりました。

撮って出しが優秀なフジのカメラユーザーは保険も兼ねてJPEG+RAWで撮影されている方も多いと思いますので、レーティングを頻繁に使われる方には便利な機能ですね。

⑥ファンクションボタンの割り当て可能な機能に「スポット 測光固定」が追加

スポット測光とは画面の”極めて狭い範囲”で測光するモードです。

周囲の明るさの影響を一切受けず指定した範囲の明るさだけを測るので、明暗差が大きい被写体や逆行時被写体などにも使えます。

⑦セットアップメニューの操作ボタン・ダイヤル設定 > ロック >機能別ロック設定で選べる項目のファインダー 切換レバーの内容が変更になりました

従来のファインダー切り替えレバーのロック機能は、レバーを右に長引きした時の割り当てファンクションのロックのみでしたが、今回のアップデートでEVF、OVF、ERF(OVF時の小窓)のロックもできるようになりました。

EVFしか使わない!というユーザーさんには余計な操作をロックできる便利な機能となっています。

⑧EF-X500をコマンダーとして使用する多灯撮影において、一部のグループが正しく発光しない場合がある不具合を修正。

純正クリップオンフラッシュ「EF-X500」をコマンダーとして使用する再、一部のグループが正しく発行しないという不具合が修正されました。

これはカメラ側のファームウェアの変更でどうにかなる問題なんですね(笑)

ファームウェアアップデート方法

  1. SDカードをカメラ内でフォーマットする。
  2. 富士フイルム公式サイトにアクセスしファームウェアをダウンロードしSDカードに保存する。
  3. ファームウエアが記録されたメモリーカードをカメラに入れた状態で「DISP/BACK」ボタンを押しながら電源を入れる
  4. メニューに従いファームアップする(5分くらいかかります)
KAZU

バッテリーは新品を使いましょう!

Ver.2.00の名にふさわしい神アップデート

新型アップデートの内容はいかがでしたか?

スチル派の方にはデジタルテレコンRAW、動画派の方には動画NDがかなりオイシイアップデートではないでしょうか?

X-E4発売前にこのアップデートを仕込むことで、さらに悩ましい選択肢を用意してくる富士フイルムは全く商売がうまいぜ!

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