2020年冬のボーナスをはたいてX100Vを買ってわずか4カ月…買ってしまいました。
X-T4を。
だって100Vの写りと色が良すぎたんだもの…交換レンズを試したくなるじゃない。
というわけで今回ついにXマウントデビューとなりましたので、X-T4 & XF16-80mmF4レンズキットの開封レビューをしたいと思います。
X-T4 レンズキットの箱チェック!
それでは早速開封していきましょう。
今回はYahoo!ショッピングを利用してカメラの大林さんに注文しました。
カメラの大林さんはX-T4レンズキットをYahoo!プレミアム会員限定特価として価格.com最安付近の値段で販売しています。
PayPayなどのYahoo!経済圏を利用して購入すれば驚異のポイント還元で買うことができます。(僕はなんだかんだと込々20万円切るくらいの値段で買えました)
Yahoo!ショッピング以外だとカメラのキタムラネットショップが「なんでも下取り3万円キャッシュバック」を実施しているので、そちらを利用すれば価格ドットコム最安値付近で購入することができます。(これは実店舗でも対応しています)
さて、箱を取り出します。
レンズキットということもあり結構大きいですね。自分が買ったカメラの箱としては最大サイズかもしれません。
コンデジから始まったカメラ趣味もマイクロフォーサーズ、APS-Cと確実にステップアップ中(笑)
開封すると最初に見えるのは取扱説明書入れ。
カメラの大林さんのハンコと日付がちゃんと押されていました。
ネットショップだと保証書未記入なことも多いですが、大林さんはこのあたりしっかりされていますね。だからいつも安心して高額(光学?)商品を買わせて頂いております。
上蓋を開けるとようやくカメラがお目見え!!
何かい買ってもカメラを開封する瞬間は良いものです(笑)
右の白い箱は二段になっていて…
ストラップ、ACアダプター、USBケーブル、バッテリーの純正グッズ一式が入っています。
薄い箱の下にある大き目の箱にはレンズが入っています。いわゆる白箱というやつですね。
こちらもしっかりと大林さんの押印済み保証書が入っていました。
ホクホクしちゃう!!
使うのが楽しみです!
X-T4 レンズキットの外観チェック
ボディの外観
こちらがX-T4の外観です。
ブラックにするかシルバーにするかは大いに悩みましたが、今回はブラックです。
シルバーのカジュアルな見た目は威圧感が無くて良さそうでしたが、ダイヤル上部の刻印などがカッコよく映えるのはやはりブラックかなぁ…と。
ちなみに先代のX-T3と正面から見た変更点は以下の通り。
- ペンタ部が大きくなり平たい台形型になった
- グリップが5mm程度張り出し大型化した
- ストラップの三角環にプラスチックカバーがついた
グリップはともかくペンタ部の大型化には好みが分かれるところですが、どっしりとした安定感ある台形型になってカッコよくなったと個人的には思います。
また三角環にカバーが付いたのは単純に嬉しい配慮ですね…ってマイクロフォーサーズのカメラを買ったら必ずついていた気がしますが、フジのカメラはいままで付いていなかったのか…。
こちらは背面側。
X-T3と比較すると正面に比べて結構な変更点がありますね。
- モニターが3軸チルトからバリアングルになった
- 右肩の測光モード変更レバーが「STILL、MOVIE」切り替えレバーになった
- Qボタン、AFON、AELの配置が変わった
X-T4で最も変化した点の一つがモニターのバリアングル化。
昨今の動画ユーザー向けに配慮した結果で残念がった方も多いバリアングル化ですが、自撮りやローアングル、ハイアングルの自由度が高いので使い勝手は良いのでしょう(個人的にはチルトの方が使いやすいとは思いますが)。
バリアングル化によりモニター周辺のデザインが非常にすっきりしたのは好印象。
先代X-T3に搭載されていた3軸チルトは使いやすかったですが(レンタルで試しました)、モニターを開閉するための指かけ部のデザインや、複雑なヒンジ機構などはお世辞にもスマートとは言いがたかったので(笑)。
シャッタースピードダイヤル下部のレバーが測光モードからスチル、ムービー切り替えレバーになったのも大きな変更点。
こちらの変更も残念がるスチル派の方が多かった部分で、スチルしかやらない自分も測光モード切替機能の方が有難いのですが、このレバーでモードを切り替えるとメニューが動画専用になったりと先代モデルより使いやすくなっているようです。
背面の十字キーにファンクションが割り当てられるので、そこに測光モードを当てれば使いやすさは変わらないと思います。
一眼レフやフィルム時代と違い、マルチ測光やオートAEが進化したので測光モードより動画機能が優先された結果といえますね。
AFON、AEL、Qボタンが入れ替わり、親指AFがしやすく、Qボタンの誤操作がしにくくなりましたが、X-T3愛用者は混乱してしまうかもしれません(笑)
でもご安心ください。ちゃんとボタン設定で好きなメニューをそれぞれに割り当てられます。
X-T3と比較するとセンサーやファインダーが据え置きで、外観に大きな変更を感じないX-T4ですが、ダイアルの仕上げや操作感、貼革の感触など細かい部分が全体的に良くなっている印象です。
またシルバーボディの仕上げはX-T4の方がすこし高級感のある色味になっていますね。
※X100VやX-E4などのマットな質感のシルバーではありません。
レンズの外観
こちらがレンズキットとして付属するフジノンレンズ XF16-80mmF4 R OIS WRです。
富士フイルムはズームレンズが弱いとよく言われており、それが個人的にXマウント購入をためらう要素の一つだったのですが、こちらのXF16-80mmが発売されたことが購入のきっかけになったことは間違いないですね。
XF18-55mmは人気レンズの一つですが、旅行などに使える便利ズームと考えるとやっぱりもう少し望遠が欲しいですし、かといって18-135mmは重くて画質も無理してそう…ということで丁度よい16-80mmとなるワケです。
強力な6.0段手ブレ補正を搭載し、手持ちスローシャッターも切れてしまうナイスレンズです。
ちなみにレンズフードは樹脂製。
フードが金属でないことを嘆く方も多いですが、自分は軽くてぶつけても塗装がハゲたりしない樹脂製の方が好きです。
フジの樹脂フードはハメ合わせが少しあいまいでしっかり取付けにくいところがあるので、そこはなんとかして欲しいところですが(笑)
X-T4 + XF16-80mmm
本体とレンズキットを合わせてみました。わくわく。
愛用しているマイクロフォーサーズのレンズよりかなり大きく感じますし、重量も重いのですがX-T4に取り付けた時の愛称は中々良好。
X-T4自体がほどほどに重さがあるため、重量バランス的にはちょうどいい感じでした。
カメラはなぜかこの置き方とこの向きで撮影するのが好き(笑)
ISO、シャッタースピード、露出補正が独立した操作系は使いやすく、また写真を撮っているぞ!という感じが楽しめるのが最高です。
動画ユーザーからは不評な独立ダイヤルですが、フジは動画派の声に負けないようにこのクラシカルな操作系を残していってほしいところです。
X-S10ではなくX-T4にした理由もこの操作系があってこそ。
独立ダイヤルでない操作系はとっさの時になぜか迷ってしまうのと、やっぱり撮っていて楽しくない!
LX100M2からこの操作系を楽しんでいますが、やっぱりイイですよ。X-T4はこのダイヤルの操作感も気持ちよく、何となくカチカチしてしまいます(笑)
有機EL電子ビューファインダーは369万ドット、倍率は0.75倍となっており見易さは抜群。
アイカップも大きく遮光性が高いため屋外でも非常に見やすいです。
X100Vも369万ドットのファインダーだっため、そこのスペックを落としたら撮影体験がつまらなくなるだろうと思ったのがX-S10を選ばなかったもう一つの理由です。
このカメラを購入する前はLumix G99を愛用しており、その大きなグリップを大変気に入っていたのですが、僕の手が小さいこともあり、X-T4になってもグリップに不満はありませんでした。
過度にグリップが大きくないことでちゃんとレンズを持ってカメラを構える癖がつきますから、それはとても良いことだと思います。
X-T4とレンズの重量
気になる人も多いと思うのでレンズキットに含まれる製品重量を測ってみました。
当ブログは実測データをしっかり残しています
結構重量に関する測定をおざなりにされているサイトが多く、そういうのもきっちりと記録してシェアしたいという思いで当ブログを書いているところもありますから(笑)
まずX-T4本体。
バッテリーとダブルスロットそれぞれにSDカードを入れ、ピークデザインのアンカーを付けてた撮影可能状態で615gでした。
メーカー公表重量が607gなのでアンカーの重量(約6g)を省くとほぼ公表通りかと思います。
ちなみに大容量になったバッテリーが81g。これまで使われていたNP-W126Sは47gなので少々重たいですね。
レンズはリアキャップを外し、レンズフードを付け、保護フィルターを付けた状態で484gでした。
この状態の重量を公表してあるサイトやブログは見たことがないので、結構貴重な情報では!?
ちなみにレンズ保護フィルターはお気に入りのハクバフィルターを使っています。(フィルター径は72mmです)
ちなみにフードの重量は25gです。僕はつけっぱなし派なのでフードの重量だけを気にすることはないですが、樹脂製なのでやはり軽いですね。
ボディとレンズを合わせた状態で1093g。
先ほどのボディとレンズを合わせた重量を計算すると1099gですが、こちらの写真の時はアンカーリンクスがなかったのでその分を差し引いてください。
ついに自分史上初のカメラ重量1kg越えとなってしまいましたが意外と重いとは感じませんでした。重量バランスってやっぱり大事ですね。
ちょっとだけ作例を…
自分で作例というのは相変わらずこっぱずかしいですが、いくつか撮影したものをお見せします。
RAWから調整したものもありますが、撮って出しの写真も多いです。
フジの撮って出しはホントいい!
ロードバイクのお供に持ち出してみましたが、1kgを超えたカメラ重量でも全然気にならなかったです。
背中に背負っていても変に動いたり前にずり落ちてくることもなかったので良いバランスなんだと思います。
こちらはF22まで絞って光芒を描いてみるの図。
絞り羽枚数は9枚あるので美しい光芒が描けますね。
ただ、このレンズは巷で言われている通り逆光や太陽光に弱いのでフジユーザーの好む逆行を利用した撮影には使いにくいかもしれません。
海(といっても浜名湖)とサンセット。
換算24-120mmは便利ズームと呼ばれますが、やっぱり重量、写り、使いやすさが高バランスでまとまっていていいですね。
このレンズが出始めたころはフードが緩いとか、絞りリングがやわいとか、低速シャッターで微ブレするなどのトラブルがあったようですが、僕が買ったロットではすべて改善されていました。(絞りリングは少し硬いくらいです)
近所の港で猫撮りして遊んでみました。
この子は近寄ってくるものの触らせてはくれませんでした。柄が特徴的で可愛いですね。
マイクロフォーサーズで同じ猫ちゃんを撮っても少しカリカリした描写になってしまうのですが、Xマウントは柔らかめの描写になるので結構好みです。
パイプの上でくつろぐこの子は僕の後ろをずっと着いてきて触らせてもくれました。
まじかわいい!
ゲーセンで撮った初音ミクのフィギュアをストロボ使って撮影してみました(笑)
XF16-80mmF4は全域で35cmまで寄れ、最大撮影倍率は0.25倍となっていますので物撮りにも使えます。
僕が運営している模型ブログ「雑食プラモ備忘ログ」では主にマイクロフォーサーズ(LUMIX G99)で写真を撮影していますが、ストロボ使用時のホワイトバランスが良いので完成品キットの撮影にはこれからX-T4を使おうかと画策中。
ちなみにストロボはNEEWER NW561という安い中華ストロボを使用しています。これで充分キレイ。
このセットはAmazonが圧倒的に安いので1個買っておくと非常に重宝します。
夜の花。
こちらはISO3200ですがめちゃくちゃキレイですね。
マイクロフォーサーズだとISO200でもRAWにノイズが乗っていましたが、APS-CのXマウントはISO640のRAWでもノイズが無く、高感度も6400くらいまでは普通に使えます。
X-T4の手振れ補正も相まって夜間の手持ちスローシャッターが非常に使いやすくなりました。
XF35mmは変なボケ方するので解放で撮るとピント部が分かりにくいですが(笑)
串カツだるま。大阪某所。これはXF14mmF2.8をレンタルして撮影。
緊急事態宣言が開けてすぐに大阪出張に放り出されたので夜見に行ってみました。あれから数日、大阪はコロナでえらいことに…。速くコロナが収束して大手を振って旅行に行ける日が来るといいですね。
撮ってよし、触ってよし、眺めてよしのミラーレス
ひと月ほど使って見ましたが、非常に使いやすくそのうえ所有感も高い良いカメラです。
クラシカルな操作系とその操作感、ダイヤルの刻印やレンズの雰囲気からくる所有感、それでいて撮影した写真も美しいんですから、撮って楽しい、持って嬉しいの素晴らしいカメラと言えますね。
発売から1年立ち価格もこなれてきました。気になる方はぜひゲットしてみてください。
オススメの買い方はYahoo!ショッピングでたっぷりポイント還元を狙う方法です(笑)
Xマウントレンズレビュー
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