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X-E4かX-Pro3か迷うあなたに、あえてX100Vを薦める10の理由

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X-Pro3に加えてX-E4が発売されて益々盛り上がるXマウントのレンジファインダー型機。

購入を検討されている方も多いのではないでしょうか?

所有感と性能に優れたX-Pro3、ミニマルなデザインとコスパに優れたX-E4、どちらも甲乙つけがたいですが、今回は悩める皆様にあえてX100Vという選択肢を提案したいと思います。

自分はX-T4とX100Vを使用しており、X-T4ではF2クラスの単焦点をいろいろと試してみた結果としては、X100Vはコンデジでありながら想像以上にいいカメラですぞ!ということ。

KAZU

サイズはコンデジでも中身はXマウントミラーレスと同じ!

目次

あえてX100Vを薦めたい10の理由

その1:性能に対して価格が安い(コスパがいい)

X100V

2022年6月現在X100Vの価格.com最安値は163000円となっています。

コンデジとしては最高クラスの値段となっていますが、機能的な面でX-Pro3とX-E4を比較すると最もコスパが良い機種となります。

なぜならX-E4、X-Pro3ではボディの他、レンズにも投資が必要だからです。

例えばX-E4ならボディが95000円と最安ですが、X100Vと同じ23mmの単焦点であるXF23mmF2R(46000円)を一緒に購入すると、141000円となります。

X100Vより22000円安く買えて一見お買い得ですが、XF23mmF2のレンズは最短撮影距離もながくボディからも出っ張ってちょっと邪魔です。X-E4自体もカッコいですがリアダイヤルがない、ファインダーがX100Vよりショボいと見劣りする部分も気になります。重量もX100Vより70gくらい重くなります。

X-Pro3だとボディだけで195000円からとなっているので、レンズを一緒に買うだけで20万円以上の投資が必要で、比較するまでもなくX100Vの方が安いですね。

そう考えると最初からレンズが付属していながらX-Pro3と同等のボディ性能を持ち、サイズ感はX-E4並み(厚みはより薄い)。つまりX100Vは非常にコスパの高い機種と言えます。

その2:X100Vの23mmレンズはフジノンレンズ最高傑作

X100Vにモデルチェンジした際、長く使われていたレンズがついに新しくなりました。

このレンズは開放からシャープに映る傑作レンズです。

X100V JPEG撮って出し

同じ焦点距離で同じ明るさのXF23mmF2は開放描写が甘いことが欠点の一つに挙げられますが、X100Vのレンズは本当にシャープに美しく映ります。

周辺減光や歪曲も少なく、最近発売されたXF18mmF1.4などと同じ高画素に対応した近代的な描写をするレンズです。

⇩こちらのレンズは実写レビューもあります!

自分はX-T4では16-80mmのズームレンズをメインに使っていますが、「おっ」と思った写真はX100Vで撮ったものの方が多いです。

F4 ISO8000 1/17sec

センサーはX-Trans CMOS4と現行のモデルと同じものが使われていますので高感度にも強いですし、絞り羽も9枚あるので絞った時の光芒もシャープで美しく、交換式のF2シリーズと比較してもAFが速く精度も高いです。

↓X100Vの高感度で夜スナップしまくった記事もあるので読んでみてください。

その3:デジタルテレコンが使える

レンズ交換ができないX100Vですが、デジタルテレコンという機能が内蔵されており、その機能を使えば換算50mmと70mm相当にズームすることができます。

これはいわゆるデジタルズームの一種になるのですが、富士フイルムのデジタルズームは超解像技術により、テレコン使用後でも画素数を落とさずに保存が可能となっています。

デジタルテレコン70mm、撮って出し

さらにファームウェアアップデートでデジタルテレコン時でもRAWデータが保存できるようになりました。

つまりX100Vは1台で換算35mm、50mm、70mm相当のレンズを取り扱える1台でレンズ3本分おいしい機種なのです。

デジタルテレコンだと画質の低下が懸念されるところですが、これがなかなかいい写りをしてくれるのでかなり実用的です!

その4:近接撮影(マクロ)能力はフジノンレンズ No.1

X100Vはレンズ前端より10cmまで被写体に寄れ、最大撮影倍率は0.25倍となっています。

さらに被写体に寄った場合の描写もシャープです。

35mm時の最大撮影倍率

対してXF23mmF2はセンサー面から22cm、最大撮影倍率0.13倍と勝負にもなりませんし、近接撮影時の描写も苦手(ぽやぽやにボケてしまう)です。

X-E4と同時にリニューアルされたXF27mmF2.8R WR はさらに寄れず、センサー面から34cmの最大撮影倍率0.1倍となっていますので、近い焦点距離でX100Vより寄れるフジノンレンズは2022年6月現在存在していません。

さら先ほど紹介したデジタルテレコンという機能で最短撮影距離を変えずに換算70mm相当までズームができるので、富士フイルムの中ではトップクラスのマクロ性能をもっています。

デジタルテレコンを70mm使ったマクロ撮影

純正バッテリーNP-W126Sがめいいっぱい写せます。このバッテリーの横幅は約47mmなので最大撮影倍率は0.5倍(ハーフマクロ)近いですね。

さらに近接時の写りも非常にシャープで簡単な物撮りもこなせます。

X100V デジタルテレコン 70mm

当ブログでもX-T4をレビューしている時などはX100Vで物撮りをしていたりします(笑)

その5:ワイコン、テレコンを使えば交換レンズのように画角を変えられる

先ほどデジタルテレコンという機能を紹介しましたが、オプションとしてねじ込んで取り付ける物理的なワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)とテレコン(テレコンバージョンレンズ)が用意されています。

ワイコンを使えば換算35mmのX100Vが28mm相当に、テレコンを使えば50mm相当になります。

さらにデジタルテレコンも使えますので28mm~100mm相当の範囲をカバーすることができます。

換算焦点距離通常時デジタルテレコン ×1.5デジタルテレコン×2
ワイコン使用時28mm41mm58mm
通常時35mm50mm70mm
テレコン使用時50mm72mm100mm

ワイコン、テレコンの着脱はねじ込み式なのでちょっと面倒ですが、うまく使えば幅広い範囲の画角をカバーできます。

また一般的なワイコン、テレコンは画質が劣化すると言われていますが、X100用のコンバージョンレンズは画質低下がほぼ見られない素晴らしい作りとなっています。

その6:X-Pro3と同じファインダーを採用

X100VのファインダーはX-Pro3と同じハイブリッドビューファインダーを搭載しており、EVFモード時で369万ドット、ファインダー倍率0.66倍となっています。

対してX-E4は236万ドットの0.62倍とX-T30やX-S10と同じものが使われており、X100Vよりワングレードが低いです。

つまりX100Vはファインダー面でも他2機種に見劣りしない内容になっているんですね。

ハイブリッドビューファインダーはEVFも美しいですが、なんといっても素晴らしいのはOVFモードで撮影が楽しめること。

アナログな撮影体験は新鮮でカメラの楽しさを再認識できますよ!

その7:防塵防滴

雨の日もスナップ :X100V 撮って出し

純正のレンズフィルターとアダプターを付けた場合という前置きがいりますが、X100Vは防塵防滴にも対応していますので、撮影中の天候悪化やカバン内でのほこりの侵入にも安心できます。

とくにX100V以前の機種(X100Fなど)はファインダー視度調整ダイヤルからファインダー内にほこりが混入するトラブルが多かったのですが、X100Vになってほぼノントラブルになりました。

僕はカメララップにくるんでカバンに放り込んだり、ロードバイクに乗るとき背中にたすき掛けにしていますが、防塵防滴機能のおかげか、汗やほこり侵入のトラブルは今のところ遭遇していません。

KAZU

個人的には防滴より防塵がありがたい

その8:NDフィルター内蔵

X100Vには4段分のNDフィルターが内蔵されています。

交換式レンズの場合はレンズごとにNDフィルターをつけ外ししなければなりませんが、X100Vはボタンやタッチパネルで簡単にON/OFFできます。

NDフィルターを使えばシャッタースピードの上がりすぎを防ぐことができますので晴天時の屋外で絞りを開けて撮影してもメカニカルシャッターを使うことが可能です。

X100V F2 1/90sec クラシックネガ

さらにファームウェアアップデートにより動画時でもNDフィルターが使えるようになり、動画撮影時のシャッタースピードコントロールにも使えるようになりました。(X100Vで動画を撮る人がどれだけいるかはおいといて)

特にX100Vはレンズシャッターのため、開放時にメカニカルシャッタースピードの制限がありますので(開放f2で1/2000まで)NDフィルターは地味に便利な存在です。

KAZU

屋外でも安心して解放域が使えます!

その9:コンデジとは思えぬ充実の操作系とカスタム

X-E4はミニマルを追及したため、十字キーパッドどころかリアダイヤルまで廃止されてしまいました。

露出操作は軍幹部のダイヤルとフロントダイヤルだけで行えなくはないですが、リアダイヤルがあるほうが断然操作しやすいです。

X100VはリアダイヤルはもちろんISOダイヤルを装備し、そのダイヤル操作もX-Pro3よりやりやすい点は大きなメリット。

富士フイルムのカメラはボタンカスタマイズの自由度が高いので、ダイヤルが増えるとその分カスタムに割り当てることができるので素早い設定変更が可能です。

KAZU

僕はリアダイヤル押下でフィルムシミュレーションの切り替えを設定しているのでリアダイヤルはやっぱりほしいですね。

加えてX100Vはフロントレバーとボタンにもショートカットが割り当てられるのでカスタマイズのは幅がX-Pro3並みに用意されています。

X-E4に対してX100Vが操作面で劣るといえばチルト液晶が自撮り対応していないことくらいですが、換算35mmのレンズだと自撮りは難しいので、どうしても自撮りしない人でなければ気にならないと思います。

X-Pro3はヒドゥン液晶(普段液晶が見えない)なので液晶の使いやすさでは勝負になりませんね(笑)

KAZU

ただPro3はそのヒドゥン液晶がかっこいいんだけど…

ヒドゥン液晶もですが、X-Pro3にしか用意されていないDRブラックとチタン外装も素晴らしくカッコいいですよ!

その10:完成されたデザインと心揺さぶる所有感

デザインは人の好みにもよりますが、X100Vはレンズ一体型でデザインされたことで非常に高い完成度になっていると思います。

アルミ製になった軍幹部のシャープさとアルマイトの質感、ダイヤルの削り込み、インク入れなどは素晴らしい作り込み。

眺めながらお酒が飲めるのはライカとフジくらいではないでしょうか?

KAZU

パンケーキレンズもカッコいいです。

X-4のミニマルさやX-Pro3の雰囲気も素晴らしいですが、レンズを付けるとどことなく破綻を感じてしまいます。

レンズは幅広い機種に対応するデザインのため仕方ないといえばそれまでですが、我々が使うときはレンズを含めての話になるため見た目はやっぱり大事にしたいですよね(笑)

その点X100Vは専用設計された薄いレンズが取り付けられているので、これがかっこ悪いわけがないです!

さらにサードパーティーから様々なレンズフードやフィルターが発売されておりルックス面でもかなり遊べます。

これだけサードパーティーのアイテムが充実していることからもX100シリーズの愛され方が伝わりますね!

X100Vは本当にいいぞ

ということでX100Vの魅力を10個語ってみました。

換算35mmのレンズは撮れば撮るほど汎用性が高いと感じます。

今回紹介したオススメポイントと値段を考えて頂いた上で画角が気に入ればボディのスペック、レンズのスペックともにX100VはNo.1かと思います。

もしあたなたがX-E4、X-Pro3と迷っていらっしゃるなら、X100Vも選択肢に入れてあげてください。

KAZU

マジでX100Vがあればカメラの物欲なくなります。

取り外せない固定単焦点カメラは不自由なようであなたに自由と楽しさを与えてくれますよ。

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KAZU

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X100V向けお役立ち記事

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