富士フイルムのX100Vを手に入れて約8月経ちました。
めっちゃ楽しくスナップしています。
X100Vを検討している方の多くが迷っているポイントの一つに「手振れ補正が搭載されていないこと」が挙げられます。
ライバル機種であるGRIIIには手振れ補正が搭載され、夜スナップも快適に楽しめるようになりましたが、X100Vには非搭載…だからX100Vはダメなのかというと全然そんなことはないですよ。
夜スナップを楽しみたかったら高感度使えばいいんですよ。
今回は最近夜散歩しながら楽しんでいるスナップ写真を踏まえて手振れ補正のないカメラの楽しさをレビュー。
X-Trans CMOS 4は高感度を気にせず使え!
フジの高感度画質はいいぞ
マイクロフォーサーズからX-Trans機を使い始めて感動したのが高感度耐性の高さとノイズリダクションの優秀さ。
この写真はISO4000です。ブログサイズに縮めてはいますが綺麗でしょう?
拡大してもノイジーな雰囲気はそれほど感じません。換算35mmのレンズなのでSS1/35もあればしっかり構えるだけで手振れもしません。
こちらはISO8000の作例。色再現もディテールも良い感じですよね。X100Vのレンズとセンサーなら個人的にはISO8000でも許容範囲。特に夜間スナップの場合は撮れることが大事。
シャッタースピードは意外と攻めれる
シャープに撮影したかったのでISO8000からF4.0に絞ってみました。ついでにモノクロで渋い感じに。
SS1/17は換算35mmのレンズの手振れ補正なしカメラにはかなり厳しいと思いますが、意外と撮れてしまいます。
X100Vはレンズシャッターなのでシャッターショックがないためか、普通の交換レンズのカメラに比べて手振れしにくい気がします。
もちろんカメラは両手で構えて、脇はしっかり締めて、息止めて
手振れ補正のないカメラはカメラを撮る楽しさと本質が詰まっている気がします。
マイクロフォーサーズを使っていたときはその手振れ補正力を利用してシャッタースピードを稼ぎ、画質を損なわないように低ISOを狙うことに躍起でしたが、手振れしないように集中して構えてシャッターを押す方が何倍も楽しいですね。
ブレすら使って遊べ!
もうブレちゃうなら街灯でも使ってあえてブラして遊んでしまうのもひとつです(笑)
フジには夜スナップが楽しめるフィルムシミュレーションもあるぞ
クラシックネガ
X100Vに入っているフィルムシミュレーション「クラシックネガ」は夜スナップにとても合います。
良い感じに赤味が枯れるので雰囲気が出ます。
これ手振れはしてないけど暗くてピンが迷ってしまった写真です。
めっちゃ雰囲気良くないですか?
クラシックネガは夜景もいいですがピンが合ってない写真も抜群なんです。
こちらはピンを合わせた写真。あれ…さっきの写真のほうが良くないか(笑)
これもいい。ピントをかなり手前のドアにもってきて後ろをぐわっとぼかしてみました。
アクロス(モノクロ)
フィルムシミュレーションのアクロスも大変よろしいです。
モノクロ+高感度のノイジーさがいい感じにクラシックな雰囲気です。モノクロスナップが好きな人が多いのもわかる!
X100Vなら安心して夜スナップが楽しめるぞ
以上、X100Vの夜スナップでしたがどうでしたか?
フジのカメラを使い始めてから変わった考えの一つが「高感度は積極的に使っていい」ということ。
もちろん低ISOで撮った写真のほうが綺麗ですし、現像の自由度も高いのは事実。可能な限り低ISOで撮りたい気持ちもわかります。
でも写真、特にスナップはISOを気にせず動き回ってパシャパシャ楽しむのがデジタル時代の本質なのではないでしょうか?
フィルム時代と違い何段も上の感度を使えるようになったんですがら、高感度はネガティブではなく前向きに使っていきましょう。
バンバン楽しめばカメラの好感度も上がりますぜ!
高感度撮影を楽しめるようになれば、手振れ補正がないからこのカメラは買えん!なんてこともなくなりますよ(笑)
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